ホンダ純正ディスプレイオーディオ Gathers「WX-151CP」レビュー②

カーDIY

ホンダ純正ディスプレイオーディオ Gathers「WX-151CP」は、市販モデルに劣らない実力を秘めています。

 

デザイン

WX-151CPはフェイスパネルがピアノブラック調に塗装されています。

オーディパネルもピアノブラック調のためバランスが取れます。(WX-151Cはガンメタリック塗装)

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操作パネルが左側に集中しているためステアリングから手を伸ばせば直ぐに操作が可能です。そのため、ステアリングスイッチ未装着車でもあまり不便は感じません。

 

ONとOFFはボリュームボタンで操作します。OFFにしても再始動すると直前までのソースを自動再生します。

 

USBとHDMI端子がフロントにあるため使用時はカバーを外します。

USBは挿したままの状態なので常にカバーが浮いてしまいますので、ここは背面端子が良かったところです。(写真は短いUSBを挿した状態)

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画面は6.1型W-VGAのLED液晶で、表面は映りこみを抑えたノングレア処理がされています。視野角度については通常の取り付け位置であれば問題ありません。

画面のスペックはワイドVGA(TN液晶・800×480・1,152,000画素)と標準的な仕様です。

 

WX-151CPの機能

HOME画面

左からオーディオ(ビデオ)再生・電話・設定・LINK(接続時に表示)です。画面下にはインジゲータがあり、現在時刻(表示はON・OFFが可能)やBluetooth接続状況が表示されます。

太陽と月のマークは画面照度の手動切替です。(通常はスモールライト連動します)

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オーディオ

オーディオの基本画面です。

上段に各ソースの切替スイッチがあり、接続されている機器や状態に応じてキー表示がされます。

中段には再生しているファイル、アートワーク、曲情報、経過時間が表示されます。

下段はファイル、フォルダ検索画面です。

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オーディオファイルとビデオファイルは、下段をスクロールさせて「VIDEO」から切り替えます。

ファイル検索時は通常のリスト検索方法の他に、パーセントサーチ検索という機能があります。これはファイル内の大よその位置をスクロールバーでパーセントで指定することで目的のファイルを早く探すための機能です。

たとえば、フォルダの真ん中あたりにある場合はスクロールバーで50%付近まで持っていけば、一気にリストがそこまで飛ぶので、大量のファイルを保存してある場合に便利な機能です。

 

動画再生はMP4・AVI・WMVの形式に対応しています。(DVDは再生不可)それぞれにビットレート・解像度の上限がありますが、これに沿って変換をすれば問題なく再生します。

関連記事:WX-151CPで動画再生をする方法

 

オーディオ・ビデオ共に再生時には、シークバーが表示されず時間での検索が出来ません。物理キーを押し続けて早送りや早戻しをしますが少し面倒です。

 

ハンズフリー電話機能

Bluetooth機能を利用してハンズフリーが可能です。(WX-151CPのみ)

設定からペアリングをすれば下のインジゲーター内に接続機器の表示がされます。電話をかける場合はHOMEスイッチから電話を選び、それぞれの方法で発信をします。

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着信があると画面に表示され通話することが出来ます。

マイクはUSB・HDMI端子の上に内蔵されています。

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ワンセグ

ワンセグ自体の解像度が低いので画質は荒くなってしまいますが、画面が小さいためそれほど気にならないレベルです。

 

各種設定画面

各種の設定を行います。

オーディオ設定画面

純正スピーカーと組み合わせていますが相性は良いです。

関連記事:純正スピーカーの音質向上

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その他設定画面

販売店ダイアグも表示されるので、取付状態やリアカメラのパラメータ設定などが可能です。

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リアカメラの設定は、予め車種別にガイドラインのデータ(パラメータデータ)が設定されているものを読み込む方法(ディーラー作業)と直接に数値を入力して微調整する方法があります。

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数値での直接入力は細かすぎて大変なので、車種ごとに設定されたパラメータデータを読み込みむ方が簡単です。(ディーラーで設定してくれます)

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その他

イルミネーションはホワイトです。

純正らしく地味な印象です。

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まとめ

全体的な完成度では社外のディスプレイオーディオと比べても遜色ない性能です。派手さはありませんが機能面では他に劣りません。

 

良い点

・操作系が右側に集中しているため手が届きやすい

・HDMI端子を装備しているのでスマートフォンなどの画面を高精細に映すことが可能

・ALPINE製ということもあり音質は良好

・動画再生はUSBに限られるが、ファイルの読み込みが早く相性も良い(再生可能な形式もMP4・AVI・WMVと多い)

 

注意したい点

・前面にUSBとHDMI端子があるため、出っ張りや配線が邪魔になってしまう

・メディア再生時、画面にサーチバーが無いので、ひたすらボタンを押し続けることに…(音楽なら短いので特に気になりませんが)

・ファイル検索は、必ず最上位フォルダから行うのが面倒

・外部映像出力が無いので、リアモニターの接続ができない(ミニバンには不向きですね)

・電源をOFFにしても、再始動すると直前のメディアが自動再生されてしまう(その際はUSBにした状態でエンジンを切り、再始動前にUSBを抜くと無音状態になり自動再生されません)

 

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