カーナビ用アプリは使い勝手が向上し、今では専用機と比較しても遜色ないレベルになっています。
そこで、ディスプレイオーディオ・WX-151CPのHDMI入力を利用して、ディスプレイにカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」を表示して使ってみました。
Yahoo!カーナビを使用
Yahoo!カーナビとはスマートフォン・タブレット用のカーナビアプリで基本機能を無料で使うことができます。さらにYahoo!プレミアム会員ならログインすることでVICS情報の受信も可能となります。
バージョンアップも適時行われ、リリース時に無かった経由地機能が追加されるなど利便性の向上も図られています。
WX-151CPへ接続
WX-151CPにはフロントにHDMIとUSBがあるので、ここに対応機器を接続します。
今回はiPhoneを接続するので
Lightning Digital AV アダプター → HDMIケーブル → WX-151CP
と接続します。
アダプターにはLightning端子が併設されていますので、USBも一緒に接続すれば充電しながらの使用可能です。
画面の比較です。
iPhoneは4インチ、WX-151CPは6.1インチとディスプレイ面積では約1.5倍ですが、解像度の関係からWX-151CP側のディスプレイには上下に黒帯が入りますので、実際は1.3倍程度の大きさになります。
ちょうど5インチ~5.5インチのスマートフォンを横にした感じです。
文字や画像はHDMI接続のおかげで鮮明に表示されるので見やすいです。
設置はフォルダーなどを使用すれば良かったのですが、手元に無かったのでとりあえずインパネトレイに置きました。
【追記】
インパネにホルダーを設置しました。
実際にナビアプリを使ってみる
一般道~高速とナビを使って走ってみました。
目的地は地図や住所・電話番号・施設・ジャンルなどから検索できます。
候補が複数ある場合は地図上に表示されます。
ルート検索は、おすすめ・一般道優先・高速道優先の3パターンです。
経由地点も入れられます。
測位はGPSのみですが、昔に比べて衛星からの電波誤差が小さくなったこともあり自車位置の精度は良好でした。トンネルを出てからの復帰も早いです。
案内画面は見やすさを重視したシンプルな画面です。
曲がる際の目印となる信号機と名称が強調されているのもポイントです。
2本指で画面をスワイプすると2Dと3Dの切り替えが可能です。
一方通行やVICS情報も地図上に表示されます。
右左折時の拡大機能はありませんが、信号名と曲がる方向を大きく表示してくれるので問題ありません。
また、多車線の場合は進むレーン表示もしてくれますし、音声はポイントまでの残距離に応じて適時案内をしてくれるので戸惑うことはありませんでした。
案内コースを外れると直ぐにリルートをしてくれますが、アプリの誘導アルゴリズムは大きい道を優先する傾向のようです。
国道を案内している時に併走する県道に行ってみましたが、終始国道に戻そうとします。
専用機を使って同じ条件で走ると、そのまま県道を行くように案内しましたので、細かい点では専用機の方が優れている部分もあるようです。
高速道路に入ると表示がハイウェイモードに切り替わります。
左側に案内が表示されるのは一般道と同じですが、右側がSA・PA・JCまでの距離・時間表示に変わります。色も実際の標識に合わせたグリーン基調のイメージに変わります。
この時間表示は次のSAやPAまでの所要時間が直ぐに分かるので、距離よりも便利な表示です。
分岐案内はイラストで進行方向を表示してくれます。
高速道路上でも通常マップへの表示切り替えが可能です。
料金所付近ではETCレーンの表示があります。
まとめ
普段はナビを使用せず、時々使うような場合であればナビアプリでも十分代用可能です。
今回はディスプレイモニターに表示して使いましたが、ボリューム以外の操作は端末で行うことになりますので、操作性を考えればスマートフォン用のホルダーに装着してそのまま使う方が楽です。
良い点
・画面が大きくなりますので、4インチ未満の端末なら効果あり
・HDMI接続なので小さな文字も鮮明で見やすい
・音声は車両のスピーカーから出力可能
注意したい点
・フロント端子接続なので配線処理が邪魔になってしまう
・当たり前ですがナビゲーションの操作は端末で行う必要があります。(目的地を設定してしまえば、それほど操作はしませんが)
・デッキ側で音楽の同時再生ができなくなる
専用機と比較しても遜色ない機能を無料で使用できるのは凄いことですね。