N-WGNにpivot「3-drive・AC」を取り付けました。
3-driveシリーズは基本的に車種別専用のハーネスを使用して取り付けますが、N-WGNのようにブレーキハーネスの設定が無いクルマは直接配線を行います。
取付手順
ブレーキスイッチの配線
ブレーキハーネスの設定があるクルマならカプラーに割り込ませるだけですが、N-WGN(Nシリーズを含む)は設定が無いので、ブレーキスイッチに直接配線をします。
3-drive本体のブレーキ電源(赤色)とブレーキスイッチ信号(灰色)を接続します。
車両のブレーキスイッチのカプラーを外し、付属の検電テスターで接続先を調べます。
コードの接続先は下記の通りです。
・赤色 → ブレーキを踏む・踏まないにかかわらず通電している部分
・灰色 → ブレーキを踏んだ時だけに通電する部分
青色にテスターを付けるとブレーキ操作に関係なく常時点灯していました。
赤色にテスターを付けると、ブレーキ操作時のみ点灯しました。
残りの2本は何れも点灯しませんでした。
結果から、次のように配線をします。
3-drive・赤色 → 車両・青色
3-drive・灰色 → 車両・赤色
配線は付属のカットギボシを使用します。
断線に注意しながら、車両配線のビニール被覆を1cm程度むきます。そして繋げるコードを巻きつけます。
カットギボシをカシメます。
ビニールテープを巻いて絶縁処理をします。
もう一本のコードも同様に処理します。
結束バンドでコードをまとめて、コルゲートチューブで保護したらブレーキスイッチを戻して完成です。
アクセルに車種別専用ハーネスを取り付け
アクセルのカプラーを外します。
専用ハーネス(N-WGN用は「TH-7B」)を接続します。
車速信号の配線
車速信号は24ピン・オーディオ用カプラーに信号がきていますが、オーディオ裏から配線するのは面倒なので、運転席側のヒューズボックスから信号を取り出します。
左から2番目の灰色カプラーにも車速信号がきています。
写真の位置から見て、下段の左側から4番目(薄茶色)が車速信号です。
ここに3-drive本体の橙色を配線します。
リバース信号の配線
同じヒューズボックスからリバース信号も取り出します。
白色コードに3-drive本体の桃色コードを配線します。
セットスイッチの配線
オートクルーズをON-OFFするセットスイッチを取り付けます。
取り付けは両面テープなので位置は自由に決められますが、操作性を良くするためにスペーサーを使用してウインカーレバーに取り付けます。
チルトステアリングを下げてステアリングコラムカバーを外します。N-WGNの上部カバーはツメだけの固定なので簡単に外れます。
取付面を脱脂して、付属の両面テープでスペーサーを固定します。
その後、セットスイッチを取り付けてステアリングコラムカバーを戻します。
レバーの動きを考慮して配線するのと、ステアリングコラムカバーの根元を少しカットして配線を挟まないように通すのがポイントです。
最後にアースを接続して、余った配線をまとめます。
本体を任意の場所に固定して完成です。
初期設定
初めて3-driveを取り付けたり、クルマを変更した場合は、クルマのアクセル特性を製品に設定するために必ず初期設定を行います。
これで、快適なオートクルーズ機能とアクセルレスポンスを調整できるスロットルコントロール機能を使うことができます。
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