電子書籍コミックは、タブレット(スマートフォン)や電子書籍リーダーを使って読む方ことができますが、それぞれの端末で使い勝手が大きく変わります。
そこで、実際に「LaVie Tab S」と「Kindle Paperwhite」を使って電子書籍コミックを読み比べてみました。
サイズと重量
画面サイズを比較すると、LaVie Tabは8インチ、Kindle Paperwhiteは6インチです。
6インチは単行本よりも一回り小さい印象ですが、読むには十分な大きさです。
見開き機能はどちらの端末も可能ですが、6インチでは小さくなりすぎてしまいます。
見開きを快適に読むなら10インチ以上は欲しいです。
重量はLaVie Tabが約300g、Kindle Paperwhiteは約210gと90gの差があります。
実際に持ってみると90gの差は大きく、Kindle Paperwhiteは想像以上に軽く感じます。
しかし、最近のタブレットは8インチクラスで300gを切っているモデルもありますので、軽量モデルならタブレットでも重さを感じることなく読むことができます。
明確な画面の違い
最大の違いはディスプレイにあります。
LaVie TabはLED液晶で、Kindle PaperwhiteはCarta電子ペーパーを採用しています。
タブレットは画面が大きいことと、カラー表示を活かした鮮やかさが特徴です。特にカラー版のコミックはモノクロと違った美しさが体感できます。
一方、Kindle Paperwhiteは紙に近い表示が特徴です。
紙のように画面への映り込みが無く明るいところでも非常に見やすいです。
目の負担が軽いため長時間の読書に適しています。
最新モデルは解像度が向上しているので、ふりがなもシッカリと識別することができます。
まとめ
それぞれを読み比べてみてのポイントはこちらです。
LaVie Tab
・グレア液晶は鮮やかだが、長時間の読書は疲れ目になりやすい(アンチグレアフィルムを貼ればある程度の改善は可能)
・内蔵ストレージ容量が多いので、電子書籍リーダーよりも多く保存可能
・バッテリーの消耗は早い
Kindle Paperwhite
・印刷物に近い電子ペーパーは長時間読書に最適
・少電力なのでバッテリーが長持ち(1日2時間読んでも、1週間は余裕)
・保存容量が4GB(有効領域はそれ以下)なので、容量の多いコミックは保存できる数が少なめ
・読書に特化しているためタブレットのような汎用性は無し
電子書籍は手持ちのタブレットやスマートフォンで手軽に読めますが、専用端末も豊富なので用途や好みに合わせて選ぶと読む楽しさが広がります。