交通事故は一瞬の出来事です。
先日事故に遭ってしまいましたが、ドライブレコーダーはその一部始終を記録していました。
事故の状況
場所は交差点に差し掛かる手前。
日時はドライブレコーダーに記録されています。
前方の信号が青でしたので直進していたところ、車列(右折専用レーン)の間から反対車線の店舗に入ろうとした右折車と衝突しました。
写真は衝突直前の映像。
車列が死角となり自車が対向車が見えにくい状況にもかかわらず、安全確認せずに侵入してきたため、発見した直後にブレーキを踏んでも制動距離が足りずに衝突してしまいました。
エアバッグが開かなかったので、時速20km程度まで減速できていたと思われます。
そうしたこともあり、衝突の衝撃は最小限に抑えられたので、お互いに怪我はありませんでした。
もし、相手がバイクや歩行者だったら…考えるだけでも恐ろしくなります。
実際に録画された映像。
調べてみると、これは「タキサイキア現象」と呼ばれるそうです。
タキサイキアとはギリシャ語で「頭の中の速度」を意味するそうで、生命の危機に直面した際、脳はその処理機能を生命維持に最優先させるため、視覚機能が一時的に落ちてしまいスローモーションになるとか。
脳の覚醒という見方もありますが、自身の命を守るために本能的に機能することには間違いないようです。
事故後のこと
保険会社の担当者との話では、今回のケースでの過失割合は
基本として、1(直進):9(右折)
となるそうです。
ここに修正が加わって行きます。
(追記:最終的に上記過失で決定しました)
お互いに動いているため過失は発生しますが、事故状況から相手の過失が大きくなるとのこと。
そして、クルマの修理費用は約49万円。
車両保険に入っているので保険を適用しますが、見た目よりも内部のダメージが大きく、かなりの費用が掛かることに。
高年式車両ほど車両保険への加入は重要です。
まとめ
交通安全啓発のため記事にしましたが、今回の事故は自分の運転も見直すきっかけにもなりました。
感じたことは…
・一瞬の出来事を記録できるドライブレコーダーは非常に有用
・死角となるような状況では「出てくるかもしれない」と予測しながら注意して走行することが大切
・対向車線を横切る際は、安全確認を怠らない
・スピードの出しすぎは、万が一の状況下では対処できない
・車両修理は高額になるので、車両保険は付帯しておいたほうが安心
減速する、譲る、待つ、確認する…少しの意識で防げる事故はたくさんあります。
より一層の安全運転意識を持つことが大切です。