WordPressでのブログ運営に必要となるレンタルサーバー。
当ブログは「ロリポップ」のレンタルサーバーで運用していますが、契約から2年が経ちましたので、これまでの使用感をまとめてみました。
レンタルサーバー選び
WordPress自体は無料で利用できますが、ブログを運営するにはドメインの取得やレンタルサーバー費用が別途必要となります。
ブログ開設直後は収益も乏しいため、できるだけレンタルサーバー費用は抑えたいもの。
そんな時に便利なのが低価格レンタルサーバーで、月額料金は250円からの低価格で使用することができます。
当ブログは2014年の開設時からロリポップのレンタルサーバーで運用しています。
従来は価格重視のロリポップでしたが、2015年のプラン変更時に高性能サーバーの導入やレスポンスの高速化といったユーザービリティを大きく向上させています。

画像:lolipop.jp
ロリポップのプランは4種類。
月額100円から利用可能ですが、WordPressが利用できるのは月額250円のライトプラン以上となります。
スタンダードプラン以上になると、独自技術のモジュール版PHPを使用しての高速化が可能で、同時アクセス数の増加や大規模サイトに効果を発揮します。

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使ってみて
ご紹介するのは一部ですが、ポイントをまとめてみました。
【容量】
現在はライトプラン(50GB)を使用していますが、300記事を作成した時点でのデータ使用量は1.6GB。
文章や画像が中心であれば十分な容量です。

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【転送量】
転送量とはユーザーがサイトにアクセス(閲覧)した時、ユーザーとサーバー間で転送可能なデータ量のことです。
こちらは、従来のプランよりも大幅に1日あたりの転送上限量が引き上げられました。
例えば、旧プランのチカッパプランですと転送量は1日あたり5GBでしたが、新しいライトプランは1日あたり60GBと12倍に増加しています。
具体的に計算してみると
当ブログの1ページのデータ量は1~2MBほど。
仮に1ページのデータ量を2MBとした場合、1日あたり5GB(5,000MB)の転送量で対応できるアクセスは
5,000MB÷2MB=2,500アクセスとなります。
月間にすれば77,500アクセスまで対応できます。
これが60GB(60,000MB)に引き上げられると
60,000MB÷2MB=30,000アクセスとなり
月間では930,000アクセスまで対応できるようになります。
上記は単純計算ですが、実際には画像を多用しているサイトですと1ページあたりのデータ量は増えますし、逆に文字中心のサイトであればもっと少ないです。
また、同一のサーバーで複数サイトを運営していればサイトの数だけ分散してしまいます。
転送量をオーバーしても突然に使えなくなることは無いと思いますが、改善やプラン変更の警告は受けるかと。
主要なレンタルサーバー会社では余裕のある転送量を設定していますが、ブログを続けることによりアクセスが増加した場合に対応できるだけの転送量が確保できているかも確認しておきたいです。
【速度・安定性】
サーバーは非常に安定していて大きなトラブルは発生していません。
安定性は他社と遜色ありません。
サーバーの安定性は、特にアフィリエイトサイトでは大きな機会損失に繋がるので重要です。
また、速度に関しては独自開発した「モジュール版PHP」が気になります。
これによりページのレスポンスが向上し、結果としてユーザーとSEO(検索エンジン最適化)の両方でプラスに働きます。

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【便利な点】
世界的に利用者の多いWordPressは、不正アクセス攻撃が多くセキュリティ対策は必須です。
ロリポップではWordPressに機能を追加するプラグインとして「SITEGUARD」が使用可能で、画像認証やログインロックなど多くの設定を使ってセキュリティを強固にできます。
実際にログイン履歴を見ると、主に海外からのブルートフォースアタック(総当り攻撃)の形跡がこんなにありますが、セキュリティによってロックされているのが分かります。

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【注意したい点】
データバックアップはロリポップ側で定期的に行っていますが、ユーザー側でのトラブルによるバックアップ目的ではありません。
ユーザー向けオプションとして、FTPサーバーやWordPressのデータベースをバックアップ専用サーバーに自動で行ってくれるサービスがあります。
月額300円の有料プランになりますが、万が一に備えて大切なデータはしっかりとバックアップをしておくと安心です。

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まとめ
WordPressでのブログ運営は、将来を見据えたレンタルサーバーの選定が大切になってきます。
ロリポップの場合、現在のエコノミーから上位のスタンダードプランや、さらに上のエンタープライズプランと、ブログ環境の変化に対応ができます。
今後のアクセス推移から、スタンダードプランへの切り替えを検討したいと思っています。