最初は低いと感じていたS660のシートポジションですが、クルマに慣れてくるとシートの高さに違和感を感じるように。
そこでアデレイドプランニングさんより発売されている「ローポジション シートレールステー」を取り付けて改善しました。
純正シートをローポジション化
S660の純正シートはシートレールとステーが分離している構造ですが、このステーに厚みがあるためシートが高くなっています。
「ローポジション シートレールステー」は、薄型のステーに交換することでー20mm下げることができます。(運転席・助手席共通)
本体に付いている角度は限界まで下げるための構造。
ローポジション シートレールステーの取り付け
純正シートにはサイドエアバッグが内蔵されているので、誤作動防止のためバッテリーのマイナス端子を外し15分程度放置します。(エアバッグ内のコンデンサを放電させるため)
今回は運転席側を交換します。
純正シートステー前後4ヶ所の固定ボルトを外します。(前12mm、後14mm)
運転席側のカプラー類を外します。
サイドエアバッグは車両側カプラのロック機構(黒色)をずらしながら引き抜きます。
シートベルトはツメを下げて引き抜きます。
(ハーネスを固定しているクリップの外し方は取付説明書に記載がありますが、面倒なのでカットして再固定しました)
シートを取り出す際、ステーで内装を傷つけないように養生しておきます。
サイドシル付近も養生。
シートを取り出したら、ステーを交換します。
ステーを固定しているボルトを付属のヘックスローブレンチを使って取り外しますが、これが非常に硬いです。
しかも、レンチが短いので十分なトルクが掛からず外れません。
そこで、パイプなど(ガレージジャッキのレバーを代用)で延長し、○部を上から押さえながら回して外しました。
純正ステーとの比較。
付属のボルトとナットで固定します。
ステーを交換すると車両側ボルトとの干渉でスライド量が制限されるので、シートレール後方に取り付けられているグロメットを取り外しておきます。
ステー固定ボルトは、車両に戻してからの増締めが大変なので、事前にステーの穴位置と車両の固定位置を測って固定しておくと作業が楽です。
純正のフロアマットを使用している場合は、付属の固定ホルダーを共締めします。
交換後の比較。
-2cmのダウンですが効果覿面で、着座時に低くなっていることが実感できます。
ドライビングポジションも改善されました。
純正シートの機能を活かしつつ、下げることができることに感心させられるアイテムです。