旧車カタログ スバル・レックス(スーパーチャージャー)

旧車カタログ

コレクションから、スバル・レックス(スーパーチャージャー)のカタログ(1988年発行・前期モデル)をご紹介します。

※記載内容は本カタログが基になっています。

 

レックスは3世代にわたってスバルの基幹を支えた軽自動車。

この3代目は1986年に発売されましたが、スーパーチャージャー仕様は1988年に追加となったスポーツモデルです。

 

エクステリア

1987年のアルトワークス登場に端を発した軽自動車パワー競争によって、各社が軽スポーツモデルを次々に派生させてきました。

1990年代前半頃までの軽自動車の主流デザインは、いわゆる「軽ボンネットバン」であり、小さなボディに大型のエアロパーツを装着するのが定番。

レックスもエアダムバンパー・サイドスカート・大型ルーフスポイラーを装着して迫力ある外観になっています。

 

大型のルーフスポイラーが目立つリアスタイル。

 

当時は軽自動車でもトゥデイのようにサンルーフがオプション設定されていましたが、レックスはルーフのほぼ全体を開口する電動オープントップを設定。

 

インテリア

インテリアでは専用のバケットシートを装備。

メーター中央にはスーパーチャージャー・インジケーターがセットされています。

 

メカニズム

レックスのスーパーチャージャーエンジンは、初期~中期~後期と3回も換装された珍しいケースです。

初期:EK23型(550㏄・2気筒)・55㎰

中期:EN05型(550㏄・4気筒)・61㎰

後期:EN07型(660㏄・4気筒)・64㎰

中期モデルと後期モデルの間には、1990年の軽自動車規格の変更に伴う排気量アップがあり、エンジンも550㏄から660㏄に変更されています。

軽自動車のパワーアップには過給機が必要不可欠ですが、他社がターボチャージャーを採用する一方で、スバルは一貫してスーパーチャージャーを採用してきました。

 

軽自動車で初めてCVTを搭載したレックス。

CVTはATと比べて、コスト高やクリープ現象が無い独特な変速感覚など、当時は一般的でありませんでした。

しかし、時代が燃費重視に移行することでCVTが見直され、現在では各社が標準搭載するまでに。

 

ラインナップ

バン(貨物車)タイプの「レックス・コンビ」と乗用車タイプの「レックス・セダン」の2タイプ。

 

主要諸元表・主要装備一覧

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