バンパーのキズ補修をDIYで行いましたので、必要なものや手順をまとめました。
バンパーのキズ補修に必要なもの
■バンパープライマー
バンパーと塗料の密着力を高めるためのプライマー。
下地に塗布することで塗膜を剥がれ難くくしてくれます。
■カーペイント(上塗り・下塗り)
メタリックやソリッドは1種類ですが、パール系はベースカラーの上にパール粒子(キラキラしたもの)を上塗りします。
この上塗りをしないと色味が合わないので必ずセットで使用します。
車体にあるコーションプレートに純正の色記号が刻印されているので同じものを揃えます。
(ホルツなら設定が無い特殊色もカー用品店でオーダーメイド可能です。)
■クリア
塗装後のツヤ出し・塗装面の保護に使用します。
ツヤはウレタンクリアが一番ですが、単価が高いのと硬化時間内に全て使い切らなければならないのがネックです。
今回は通常のクリアを使いますがコンパウンドで磨けば十分キレイに仕上がります。
■シリコンオフ
塗装前の下地処理(脱脂)に使用します。
下地処理は重要なので必ず行います。
■バンパーパテ
ヤスリ掛けで埋まらないような深い傷はパテを使います。
速乾性なので数時間で硬化します。
■耐水ペーパーやすり
#300・#600・#800・#1000あたりを用意しておけば大丈夫です。
■コンパウンド
クリア塗装後の表面研磨に使用します。
粒子の細かい物を使います。
フロントバンパーのキズ補修
タッチアップで補修された部分を塗装します。
耐水ペーパーやすりで凸凹を整えます。
深い傷があったのでバンパーパテで埋めます。
パテが乾いたら表面を整えます。
シリコンオフで表面の油分を除去したら、バンパープライマー→下塗り→上塗り→クリアと塗装していきます。(外気温:20℃)
・バンパープライマーは約1時間で乾燥。
・下塗りは30分間隔で4~5回に分けて塗ります。
・上塗り後は1日乾燥させてからクリアを塗ります。
マスキングは分割線が無い場合、補修部近くに貼らず離すのがポイントです。
補修部に近いと下の写真のようにマスキング部分に塗料が被ってしまい、剝がした時にくっきりと境目ができてしまいます。
元の色とぼかすためにもマスキングは離しておくのが良いです。
クリア塗装後、数日乾燥させたらコンパウンドで磨いて表面を整えます。
表面のザラザラ感が無くなったら仕上げ完了です。
近くで見ると若干の光沢の違いはありますが、写真の通りほとんど気にならないレベルです。
リアバンパーのキズ補修
次にリアバンパー下部に傷を補修します。
フロントバンパーと同様の手順で補修していきますが、こちらは取り外さないで作業しました。
表面の凸凹を整えた状態。
塗装は薄く重ね塗りしていくのがポイント。
こちらも周辺とぼかすため補修近くにはマスキングをしていません。
乾燥後、コンパウンドで磨いて終わりです。
土日で下クリアまで塗装しておいて、翌週にコンパウンドで磨けば週末の作業だけで完了します。
まとめ
完璧な仕上がりであればプロに依頼するのが一番ですが、小さいキズであれば市販品を揃えてのDIYでもキレイに補修することができます。(今回の物を揃えると全体で約6,000円です。)
塗装はコツや慣れが必要ですので、初心者は最初に不要パーツ等での練習や試加工をおすすめします。