ビートソニック「DPM2」は、映像入力2系統を備えたコンパクトな5インチモニターです。
設置しやすいコンパクトサイズ
DPM2は画面サイズが5インチと、ちょうどスマートフォンを横にしたサイズ。
5インチはダッシュボードにフロントカメラやリアカメラの補助モニターとして設置する際、メーター付近に設置しても視界を遮らない手頃なサイズ。
映像入力はリバース信号入力があると自動で切り替わるカメラ入力と通常のビデオ入力の2系統を装備。
映像は信号入力で自動で切り替わりますが、背面のボタンでも切り替えることもできます。
黄色コードは映像入力で一般的なRCA端子。
青色コードはカメラ入力を切り替えるためのリバース信号接続用。
赤・黒色コードは電源なのでアクセサリー(+)とアース(-)に接続します。
カメラ側の端子は、ほとんどがオス端子なのでアダプター無しで接続できます。
モニター背面には操作ボタンがあります。
本体から出ている配線は1本なのでスッキリしています。
スタンドは180°と広範囲に稼動するので、吊り下げの固定も可能です。
本体は薄くてスリム。
スタンドは取り外すことができます。
付属のL字フックを取り付けると、同社の「Q-Banキット」シリーズが装着できます。
こちらが「Q-Banキット」。
ダッシュボード以外にも、エアコンルーバーやオーディオのCDスロットに装着できたりと種類が豊富です。
このように取り付けます。
DPM2を設置
設置の際、映像コードは抜けないようにテープで固定しておきます。
今回はカメラ入力にリアカメラを、ビデオ入力にフロントカメラを接続しました。
バック信号とアクセサリー電源はオプションカプラを使用すると便利です。
付属スタンドでの設置。
自作ステーにQ-Banキットを組み合わせて…
エポキシパテでカバーを製作してみました。
DPM2を使用して
信号の入力が無いとバックライトはOFFの状態ですが、接続機器の電源がONの状態で映像出力が無いと青画面になります。
iPhoneにLightning Digital AVアダプタを接続し、HDMI→RCAアダプターを介してYahoo!カーナビの画面を表示してみました。
WVGA(800×480)と高解像度なので、RCA接続でも一応文字の識別はできます。
表面がグレア(光沢)になっているため映り込みが気になります(市販のノングレアフィルムを貼れば解消できますが)
リアカメラの映像。
ビデオ表示の状態でもギアがバックに入ると瞬時にカメラ映像に切り替わります。(ガイドラインはカメラ側の機能です)
切り替え時のタイムラグも気になりません。
フロントカメラの映像。
縦分割ですと左右が良く見えます。
横分割画面にした場合、ドライバーと画面の距離が遠くなると5インチでは少し見難いかもしれません。
まとめ
カメラ以外にも地上デジタルチューナーやDVDプレーヤーを接続したりと、アイデア次第で多目的に使えます。
各種スタンドと組み合わせられるので、設置場所を選ばないのもメリットです。
良い点
・映像入力は2系統装備(カメラ入力はリバース連動機能)
・薄型で設置しやすい5インチサイズ
・Q-Banキットで多彩な設置が可能
注意したい点
・明るさ調整は可能だが、ディマー(自動減光)機能が無い
→(データシステムのSSM-W5.0Ⅱは、イルミ機能連動のディマー機能を装備)
・グレア液晶なので映り込みが気になる場合も
ビートソニックには更に小さいスクエア(4:3)タイプの3.5インチモデルもあります。