N-WGNのデッドニング(静音化・フロア編①)の続きです。
内装パーツを取り外し終えたので、フロアパネルに施工をしていきます。
フロアパネルへの施工
最初に制振シート(レジェトレックス)を貼ります。
フロアパネルを叩いてみると、「カンカン」と軽い音とがする部分と「コンコン」とやや重い音がする部分があり、場所によって音質が変化します。
鉄板の薄い部分は軽い音がするので、そこを中心に貼っていきます。
もう一つ気になるのが、Cピラーにポッカリと空いた大きな空洞。
下はリアタイヤハウスでノイズが出やすいため、重点的に対策します。
制振シートを貼って、ニードルフェルトを詰め込みます。
制振シートを貼り終えたら、フロア形状にカットしたウレタンスポンジを敷きます。
新聞紙などで型紙を作ると切りやすいです。
その上に遮音シートを敷きます。
フロント、リアシートフロアも同様に。
シートレールやシートベルト固定金具は、フロアパネルに直接固定しますが、以前にこの辺りからキシミ音が出ていたので、クッションを間に挟み固定しました。
リアシートの傾斜部にはニードルフェルトを。
ロアコンソール部分も空間が大きいので埋めておきます。
取り外した内装カバーには内側に制振シートを貼り、その上にシンサレートを貼りました。
作業が終わったら内装を戻していきます。
備考:シートベルトを外してロックしてしまった場合
余談ですが、作業時はシートベルトを取り外さないほうが良いです。
というのも、リアのシートベルトを取り外した時、ボディに固定されていた長さよりも巻き取られるとロックが掛かり、戻す際にベルトが伸びなくなってしまいます。
取り外す場合は元の長さよりも長めに伸ばし、その長さで戻らないようにベルトを固定しておく必要があります。
万が一ロックしてしまった場合の解除方法を載せておきます。
カバーを固定しているプラスチックのピン(白色)を外側に押し出します。
カバーを取り外した状態。
更にこのパーツも外します。
ロックギアを解除して、ベルトを引き出します。
固定に必要な長さを引き出したらカバーを元に戻します。
まとめ
正直、軽自動車だからと過度の期待はしていませんでしたが、良い意味で裏切られました。
フロアのデッドニングは十分な効果が得られます。
フロアパネルのみなので、アイドリング時の変化は少ないですが、走り出すと以下の点が体感できます。
・リヤから出ていた小さなノイズ(キシミや異音)が消え、ほぼ無音に
・走行中、車内に響いていた中~高周波音の混ざったノイズが激減
・舗装状態の良い道路だと、特に静粛性の向上が体感できる
ロードノイズがかなり低減されるので、DIYでも十分に効果を体感できます。
今後は未対策のエンジンルーム、タイヤハウス、ドアと続けて行く予定です。