エンジンルームを静音化しました。
N-WGNのNAはエンジン回転数が高めなので、発生するノイズも大きめです。そこで、ボンネット裏・カウルトップパネル部に吸音材を貼りました。
吸音・断熱材の「かいおんくん」に変更
標準でボンネット裏に吸音材が装着されていますが、薄くてボンネットとの間には空洞もできています。
そこで標準品から吸音・断熱材の「かいおんくん」に取り替えます。
これが「かいおんくん」
素材はグラスウールです。吸音と断熱を兼ねているため「音」と「温」を掛けたネーミング。
サイズは軽自動車用からミニバン用まで4種類あります。
軽自動車用は小さめなので、ボンネットのサイズを測ってから選ぶと良いです。
裏面には取り付け方法とメーカーでの測定データが記載されています。
それによると吸音は1~2dBの効果があるそうな。
施工時に使用する手袋が同梱されています。
取り付けです。
最初に標準の吸音材を取り外して清掃と脱脂。
いきなりカットせず、新聞紙などで型紙を作成すると良いです。
左右非対称の場合は、カットした型紙の表裏を間違えないように…
ボンネット以外にも貼る予定で、大きい普通自動車用(品番:2500)を選びましたから
半分以上余ります。
カットしたらボンネット裏に貼り付けます。
このままでも良いのですが、切断部が毛羽立ってしまっているため、アルミテープで周囲を養生していきます。
使ったのはエーモンのアルミテープ。
安いし、10mと長いのでボンネットでも余裕です。
カウルトップパネル内にも
ボンネットが終わったら、カウルトップパネルにも貼ります。
カウルトップカバーのゴムモールを取り外します。
カウルトップカバー前方のクリップ(3ヶ所)を取り外します。
ボンネットアーム脇のカバーを取り外します。
1ヶ所クリップ止めされているので、脇からこじって浮かせると外せます。ただ、このクリップは取れやすいので、エンジンルーム内に落とさないように…(私は落としました)
ワイパーアーム取り付け部分の、ゴムキャップと12mmナットを取り外します。
ワイパーアームはスプラインで固定されているので、そのまま引っ張っても簡単には外れません。
ワイパーアームを立てて(「へ」の字の状態)から、ワイパーブレード側を少し斜めに押してあげると、取り付け部分がグラつき外しやすくなります。
カウルトップカバーは、フロントガラス側にクリップで固定されているので、手前に引き出します。
カウルトップパネルが現れました。
ここは鉄板のみ。
作業に邪魔なワイパーモーターを外します。
カプラー、左右のボルトを取り外したら、下の固定ピンから引き抜きます。
かいおんくんを側面全体に貼っていきます。
下は排水溝なので貼らないように。
助手席側はエアコンの外気導入口の形状に合わせて。
まとめ
施工後は常用域の2,000~3,000回転のエンジン音が、多少マイルドになりました。
ですが、加速時に3,000回転を超えてくると、効果はほとんど感じられません。N-WGNは巡航時2000回転前後なので、常用域での効果は若干あるかな…というところです。
エンジン音以上に効果があったのがワイパーの作動音で、これは非常に小さくなりました。グラスウールの特性もありますが、モーター音のような音の高いノイズに対しては効果が高いようです。
吸音効果に限ると、ボンネットのみの場合は正直実感しにくいです。しかし、同時に貼ったカウルトップパネルからのワイパー音が減衰しているので、かいおんくん自体は効果があります。
ボンネットと同時に周辺にも貼るのが効果的です。