ロードノイズを低減するため、タイヤハウス内に防錆・遮音効果のある「ノックスドール・オートプラストーン」を塗りました。
インナーカバーの取り外し
施工前にタイヤハウス内にあるインナーカバーを取り外します。
タイヤハウスを見てみると、一部分にシーラーが施工されていますが、ほとんどが鉄板むき出しの状態。
上級車になればもう少しマシですが、これでは…。
乗り始めて一年半ほどですが、錆び始めている部分も見受けられます。
クリップを外す際は専用工具のカークリップはずしを使うと楽です。
厄介なのが、サイドシルガーニッシュ付近のクリップ。
インナーカバーをめくり、内側からツメをすぼめながら押し出します。
また、ネジ式はネジを少し回したら引っ張り出します。
インナーカバーにはシンサレートが付いていましたが、この大きさで効果は??
この部分にはレジェトレックスを貼っておきました。
もう一つ気になるのが、フェンダーパネル奥の空洞。
スッカスカです。
フェンダーの鉄板も薄いので、制振・吸音をしておきたい部分です。
フェンダーパネルにレジェトレックスを貼り、隙間にシンサレートを詰め込んでおきました。
ノックスドール・オートプラトーンの施工
防錆・遮音処理として、フェンダー内にノックスドール・オートプラストーンを塗ります。
軽自動車は前後で2缶あれば足ります。
用意したものは
・ヘラ(適度に「しなる」プラスチック製で小ぶりの物)
・新聞紙やビニールなどサスペンションや地面を養生するもの
・ゴム手袋
・パーツクリーナー(手やボディへの付着落とし)
粘度があり、胡麻ペーストのような状態。
刷毛では全く塗れないので、プラスチック製のヘラを使用します。
サスペンションをビニールなどで養生して、塗り付けていきます。
臭いはそれほどありませんが、下に落ちると掃除が大変なので養生をしっかりと。
広い面積はヘラで塗り、細かい部分はゴム手袋を使い手で仕上げました。
最後に表面を整えて完成です。
万が一ボディなどに付着してしまった場合は、パーツクリーナーを使えば簡単に落とせます。
リアも同様に塗ります。
施工後、定着のため24時間はそのまま動かさずに乾燥させます。
完全硬化には1ヶ月程度かかるようです。
翌日触ってみると、表面は手に付着しない程度に乾燥しましたので、インナーカバーを戻しておきました。
まとめ
施工直後なので完全硬化するまでは効果も十分ではありませんが、それでも走り出すと…施工前は「ゴォォー」だったロードノイズが「コォォー」と小さくなりました。
タイヤハウスは直接ノイズを受ける部分なので、効果もありそうです。
タイヤハウス内の遮音には、ノックスドール・オートプラトーン以外にも、エーモンの「静音計画」スプレー式もあります。
スプレー式なので飛散しないようにマスキング作業が広範囲となりますが、乾燥が早いのが特徴です。
【追記】
施工から3ヶ月経ちました。
表面はカチカチではなく、弾力のある硬さです。
特に違いがはっきりと出るのが雨の日で、水しぶきがフェンダー内に当たる音が小さくなっています。