純正スピーカーを再チューニングしました。
以前にツィーター追加とデッドニングを行いましたが、今回はさらにスピーカー本体に手を加えて音質向上を図りました。
スピーカーコードの交換
最初にスピーカーコードを専用品に交換します。
使用しているのはホンダ純正のディスプレイオーディオ・WX-151CP。
純正オーディオなので、車両からの24Pカプラをそのまま接続させる構造です。そのため、各コードが独立しておらず、そのままではスピーカーコードを接続できません。
そこで純正用の逆カプラを使用します。
これを使えば純正カーオーディオから各コードを独立させることができます。
通常の24Pカプラを組み合わせます。
そうすると、車両側からの電源は確保しつつスピーカーコードのみを独立させることができます。
スピーカーコードはエーモン製・1191を使用。
カーオーディオ用としてはスペック・価格とも十分です。
(ホームオーディオでもそうですが、自身の経験上これ以上の高級コードを使っても、明確な差が体感し難いので)
片側には識別用の白のラインが入っています。(少し識別しにくいのが難点ですが)
一番大変な作業。
スピーカーコードをドアのジャバラゴムに通します。
ジャバラゴムを縮めて配線通しを使います。潤滑スプレーを使うと通りが良くなりますが、一番時間が掛かりました…。
左が純正のスピーカーコード。
スピーカーはカプラ接続をせずに平型端子で接続します。
スピーカー チューン
純正のフルレンジスピーカーにも細工をします。
スピーカーコーンとバッフルが一体化されていますが、軽量化のため肉抜きがされています。
この肉抜き部分を埋めることでバッフルの全体の質量を上げ、固定時の安定感を出します。
穴埋めにはネットの情報を使わせていただきました。
エアコン配管用パテを使って埋めます。手に付きにくく作業しやすいです。
考えた方スゴイ。
裏側のフレームにはレジェトレックスを貼って制振効果を高め、最後にエプトシーラーを全体に貼りました。
持ってみると重量感が増しています。
ドアライニングにはレジェトレックスを部分的に貼り、シンサレートを全面に。
純正の内蔵アンプとスピーカーの組み合わせなので、サービスホールはあえて塞ぎませんでした。
音漏れ防止用にエプトシーラーを周囲に貼り、ドアライニングを戻します。
まとめ
再生してみると違いがハッキリと分かる程に変わりました。
全体的に音がクリアになり、低音域の厚みがより増しています。
過去のチューニングでも改善したとは感じていましたが、今回の作業でより響くようになりました。
感覚的にはベーシックタイプのトレードインスピーカーと遜色ないような。
純正スピーカーではここまでが限界かと思いますが、いろいろと手が加えられる分、効果も大きいように感じます。