ホンダ純正ナビ「Gathers(ギャザズ)」がモデルチェンジして2016モデルとなりました。
さまざまな新機能を搭載していますが、中でも全モデルでインターナビが標準装備となったのが特徴です。
ラインナップは5モデル
上位からプレミアム(2モデル)・スタンダード・ベーシック・エントリーの5モデルがラインナップされています。
メーカーはプレミアムとスタンダードがPanasonic製、ベーシックとエントリーがKENWOOD製です。
プレミアムインターナビ:VXM-165VFNi
9インチ(W-VGAモニター)を採用した最上位モデル。
無償地図更新(3回)・フルセグ・DVDビデオ・リアモニター出力・HDMI・ETC2.0車載器対応・ナビ連動ドライブレコーダー・Apple CarPlay対応など「全部入り」の多機能モデルです。
ナビの大画面化は最近のトレンドですが、ALPINEでは10インチの超ビッグサイズも登場しています。
大画面は見やすいですが、専用のフェイスパネルが必要になる分価格も高額になります。
価格も考慮するなら下位モデルとの比較・見極めは必要かもしれません。
プレミアムインターナビ:VXM-165VFEi
VXM-165VFNiと機能共通の8インチモデルです。
スタンダードインターナビ:VXM-165VFi
7インチ(W-VGAモニター)を採用した2DINサイズナビ。
機能はプレミアムモデルに準じていますが、HDMIは省かれます。
リアモニター出力はこのモデル以上に装備されます。
7インチと標準的な画面サイズではありますが、機能が充実しているのでコンパクトカーからミニバンまで幅広く対応可能なオールラウンドモデルです。
ベーシックインターナビ:VXM-164VFi
KENWOOD製の市販モデル「彩速ナビ」がベースで、画面を下向きに調整できる「逆チルト機構」が特徴。
3年無償地図更新やDVD・フルセグを搭載していますが、リアモニター出力が無いので軽自動車やコンパクトカー向きのモデルです。
エントリーインターナビ:VXM-164CSi
VXM-164VFiと同じKENWOOD製で廉価モデルの位置付けですが、従来のVXM-155C(Panasonic製)から同価格でインターナビ標準装備と大幅に機能アップしています。
さらに、従来はハンズフリーのみだったBluetoothが音楽再生も可能となり、ワンセグも内蔵しています。
通常使用なら機能十分な良モデル。
車種別の専用音響設定
オーディオも新商品として新たにALPINE製の「ハイグレードスピーカーシステム」が加わりました。
このスピーカーとナビに搭載されたMIXER’S LABによる車室特性に合わせた専用音響設定「音の匠」を組み合わせることで、臨場感あるサウンドを楽しむことができます。
難しい音響設定がプリセットされているので、システムを組めば完成される手軽さは良いアイディアだと思います。
まとめ
全体的では機能アップが中心となったモデルチェンジですが、廉価モデルのVXM-164CSiでもインターナビが標準となったのは大きいです。
今や純正ナビも市販モデルと遜色ないレベルとなり、ナビとしての機能は既に成熟されています。
何処まで付加価値を必要とするかがポイントになってきますが、「全モデル・インターナビ標準」は市販ナビとの比較で大きな選択ポイントとなりそうです。