ドライブレコーダーは高画質化や多機能化と性能向上が著しいですが、こうした機能以外にも重要なのは「安定した録画」ができることです。
これは当たり前の話ですが、調べてみると録画を阻害する要因って意外と多いです。
万が一が録画できていなかったら…無意味なものになってしまいますので、こうしたリスクを低減する方法をまとめてみました。
格安品は避けたほうが無難
ショッピングサイトで検索すると格安品のドライブレコーダーが販売されています。
2,880円って…安すぎて逆に不安になりますよね。
一概には言えませんが、口コミやレビューを見ると格安品は故障や録画トラブルといったリスクが高いようです。
価格相応の品質・性能といったところでしょうか。
単純にドライブの景色を撮影するなら良いかもしれませんが、証拠記録が目的なら品質管理やサポートの整った信頼性の高いメーカー品を選ぶのが無難でしょう。

ショッピングサイトで検索すると格安品も出てきますが…
温度によるトラブル
今年の夏も暑かったですね。
炎天下での車内温度は60℃近くになるそうです。ドライブレコーダーの耐熱性能が低いと、熱による停止や録画トラブルも考えられます。
車載専用品なので耐熱性能は考慮されていますが、下図のように主要なドライブレコーダーは、ほとんどが作動温度範囲を公表しています。
調べてみると、この動作温度範囲はメーカーによってバラつきがあります。
実際の製品は公表の動作温度範囲よりも余裕を考慮しているとは思いますが、できれば高温状況下にも耐えられる製品を選ぶこととが望ましいかと。
ただ、範囲が広いといっても、炎天下での駐車時はサンシェードを併用するなどの保護には気を配りたいところです。
低温状況ですが、私の住んでいる場所は冬季間は-4℃前後まで下がります。
使っているドライブマンの場合、マイナスは0度となっていますが、動作は特に問題ありませんでした。
極寒地では、範囲が明記されているものを選ぶのが安心ですね。
ブラケットの落下防止
ほとんどのドライブレコーダーは、ブラケットをフロントガラスに両面テープで固定しますが、脱脂や貼り付けが不十分だと走行中の振動で剥がれて落下する危険性があります。
また、両面テープはガラス越しに直射日光を浴びるので劣化も早まります。
付属のものから耐熱性の高いものに貼り替えるのが効果的です。
「超強力」は伊達ではなく、ブラケットを引っ張っても全く動じません。
SDカードの不良・相性
SDカードの品質や相性による書き込み不良もあります。書き込めないのはドライブレコーダーにとって致命的なので避けたいところです。
HD以上の画質となると、概ねクラス6以上のスピードが要求されますが、ノーブランドや格安品の中には規格を満たしていなかったり、クラスを偽装しているニセモノなんかもあるので注意したいです。
SDカードについて、㈱トレンディさんのHPに興味深い記事がありました。
付属のSDカードは容量が小さいので、容量の大きいもに変更することが多いですが、やはりSDカードはメーカー品を購入するのがベストです。
ドライブマンは相性の悪いSDカードを推奨外として、使用しないように公式サイトでアナウンスしています。
電源の接続
電源はアクセサリーソケットと直接配線の2通りですが、できれば直接配線をオススメします。
アクセサリーソケットですと、外れたり接点不良などで、予期せぬ電源供給の遮断が起こる可能性があります。
直接配線はアクセサリー電源とアースを接続するだけなので、ヒューズボックスから電源を取ればそれほど難しくはありません。

ヒューズ電源を使うと簡単です
まとめ
ドライブレコーダーを取り付ける方のほとんどが、事故の際の記録が目的だと思います。(私もそうです)
機能も重要ですが、ドライブレコーダーの本来の役目である「録画すること」にも注意をすることが大切ですね。