スタッドレスタイヤ「慣らし」

自動車記事

タイヤをスタッドレスタイヤに交換しました。

今年は通常より早めに交換しました。というのも、今シーズンは新しいタイヤなので「慣らし」をするためです。サイズはノーマルタイヤと同じ(165/65R14)スタッドレスを購入しました。

 

新品タイヤの慣らしは必要

買ったばかりの新品タイヤは、いきなり100%の性能を発揮することはできません。少しの間は慣らしが必要性となりますが、一般的に言われている内容は

 

・新品タイヤは表面がツルツルしているので、本来のグリップ性能を出すための皮むき

・ホイールとタイヤの組み付けを馴染ませる

・タイヤの内部構造材を落ち着かせる

 

などがあります。

 

タイヤはゴムの固まりではなく、様々な材質やワイヤーがゴムに組み合わさっている構造体です。

使い始めは走行時の熱で、こうした構造体が若干の変化を起こすため無理な使用は控えることが大切です。タイヤメーカーのHPにも「慣らしは必要」と明記されています。

実際には慣らしといっても特別なことは無く、走行時に下記の内容に気をつけるだけです。

 

・ノーマルタイヤ

時速80km以下で100km以上

 

・スタッドレスタイヤ

時速60km以下で200km以上

 

新品でいきなり高速道路を100km以上で走ることは安全のため控えましょう。

 

タイヤに付いているペイント

タイヤを見てみると、●で黄色と赤色のペイントが付いています。これはノーマルタイヤにも付いていますが、タイヤとホイールを組み付ける際の目印です。

ほとんどはタイヤの黄色とホイールのバルブ部の位置で合せていますが、これには意味があります。

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黄色…そのタイヤで一番軽い部分の目印

この軽い部分とホイールのバルブ部分(ホイールで一番重量のある部分)を合せることで、組み付けたときのバランスの目安にしています。

この後は、ホイール・バランサーでウエイトを付けて微調整をします。

 

赤色…タイヤとホイールの位相合せの目印

真円に見えるタイヤやホイールも、実際は製造上どうしても外径に差が出てしまいます。

それぞれの外径で一番大きい部分と小さい部分(位相)を合せることによって、ホイール中心からの真円度を高めています。これはそのための目印で、ホイールにも同様に外径の小さい部分に青色の目印が付いています。

イメージにするとこんな感じです。

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気を付けたいこと

ホイールの取り付けナット座の形状

一般には60°テーパーナット、球面座ナット、平座用ナットなどがあります。

特にホンダ純正アルミは球面座ナットなので、他の座面のホイールナットは流用できません。十分な締め付けが出来ずナットが緩んでしまいます。

ホイールに合ったナットを使用しましょう。

 

タイヤの回転方向

タイヤの種類には一部、回転方向が指定されているものがあります。

このようなタイヤは側面に回転方向を示す矢印があります。矢印の方向へ転がるように取り付けないと本来の性能が発揮できません。

 

タイヤローテーション

毎年、駆動輪に同じタイヤを装着すると4本が均一に磨耗しないので、シーズン毎に前後左右を入れ替えて装着します。

※ローテーション方法はFFとFR+4WDと異なります。方向性パターンのあるタイヤは共通です。

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増し締め

交換後、50kmほど走ったらナットの締め付け確認を行います。

 

 

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