N-WGNの1年点検時にターボモデルを代車としてお借りしました。
ターボモデルは未試乗でしたので、所有しているNAモデルと動力性能を比較しながら乗ってみました。
ターボとNAの比較
NAとターボのカタログスペックの比較です。
NA(自然吸気)エンジン
最高出力 58ps/7,300rpm
最大トルク 6.6kgf・m/4,700rpm
JC08モード燃費…29.4km/L(FF車)
ターボエンジン
最高出力 64ps/6,000rpm
最大トルク 10.6kgf・m/2,600rpm
JC08モード燃費…26.0km/L(FF車)
ターボはNAに比べて、最高出力で10%、最大トルクで40%アップしています。常用域の乗りやすさを重視しながらも、燃費ダウンは12%に抑えられています。
昔の軽ターボは燃費が悪かったですが、最新のターボはベースエンジンの省燃費化に伴い、燃費性能も飛躍的に向上しています。
加速の爽快感はターボならでは
ターボモデルの特徴としては、7モードのパドルシフトが装備されており、メーター内にインジケーターがあります。
また、Dレンジ下が「L:ロー」に代わって「S:スポーツ」になります。

ターボモデルのメーター
試乗はECONモードONだとパワーが抑えられてしまうので、OFFの状態で乗りました。
アクセル踏み込みからの出足はNAとさほど変わらないですが、時速10kmからの中間加速が力強いです。
NAが緩やかに加速するのに対して、ターボは2,600回転で最大トルクを出す特性もあり、押し出されるようにグングン加速していきます。
1300クラスのクルマと比較しても遜色ない印象で、「速さ」がしっかりと体感できます。

豊かな低速トルクで乗りやすい
実燃費ではNAに対して4~5km/Lほど落ち込みます。
パワーが出る分、燃費とのトレードオフは仕方がないですが、試乗では20km/L前後の燃費でしたので思ったほど悪くはありません。
エコランを意識すればもう少し燃費が伸びそうです。
ストレスフリーな動力性能を発揮
追い越し加速・高速走行…NAだと少し厳しい状況下でも、ターボならストレスフリーで走ることができます。
また、エンジン回転数が低いためNAよりも静粛性が高いです。
ただ、NシリーズはNAエンジンの出来がとても良く、通勤や街乗りなど普段の「足」として使うならNAでも十分な動力性能を持っています。
価格差も大きいため、可能であれば両タイプを試乗比較することをおすすめします。