先日、組み立てたFOSTEXのバックロードホーンスピーカー
Hi-Fiコンポーネントに接続していますが、小型ながらバックロードホーンの良さが楽しめる良いスピーカーです。
他にもミニコンポやテレビとも組み合わせてみました。
Hi-Fiコンポーネントと組み合わせ
ヤマハのHi-Fiコンポーネント(アンプ「A-S301」、CDプレーヤー「CD-S300」)と組み合わせています。
アンプ、CDプレーヤーともベーシックモデルでの組み合わせですが、低価格ながら十分な性能を有しています。
スピーカーサイズはフルサイズオーディオとのバランスも良好。
バックロードホーンの実力を体感するべく、トーンコントロールでBASSを強くしてみると、僅か10cmのスピーカーとは思えないような迫力ある低音が響きます。(音源にもよりますが)
さすがに強くしすぎると音がぼやけてしまいますが、かなりのポテンシャルを秘めていると感じさせます。
クラシックでは高音の繊細さ、ジャズでは低音の力強さ、ボーカルは艶やかさなどが良く伝わってきます。
手持ちのCDでいろいろなジャンルを聴いてみましたが、どのジャンルも非常に明瞭感のある力強い音で鳴らしてくれます。
ミニコンポとの組み合わせ
ミニコンポ付属のスピーカーを置き換えて、音の変化を調べてみました。
使用したのは自宅にあったONKYOのCD+MDコンポ「FR-V77」(2000年モデル)
MDが時代を感じさせます。
FRシリーズはミニコンポながら上級機種の思想を取り入れていて、現在でも続いているベストセラーモデルですね。
付属のスピーカーはジャンルを問わず普通に鳴らしてくれますが、全体的には力強さや高音が足りない印象。
交換後は低音に厚みが増して中高音もクリアになり、聞き比べてみるとその差は歴然でした。
ONKYOのミニコンポはセンターユニットが単体販売されているので、組み合わせもしやすいです。
テレビ用スピーカーとして
ヘッドホン端子からアンプに接続してテレビ用スピーカーとしても使ってみました。
組み合わせたアンプはFOSTEXのパーソナルアンプ「AP05」
カードサイズと非常にコンパクトですが、基本性能の高いアンプです。
便利な機能としては、無信号状態が15分続くと自動でスタンバイモードになるので、テレビ用途にも適しています。
内蔵スピーカーは薄い音に加えて下向きのため聞き取り難く良いとは言えませんが、外部スピーカーを加えるとセリフやドラマなどの音声は明瞭で聞きやすく、映画やアニメはより迫力ある音に変化します。
さらにヘッドフォン出力に接続するためテレビ側のリモコンで操作可能なのと、AP05は自動でスタンバイになる機能があるので、利便性を損ねないのもメリットです。
まとめ
正直なところ、僅か10cmのフルレンジスピーカーだけで広い音域をここまで豊かに鳴らすとは想像していませんでした。
フルサイズオーディオからミニコンポ・テレビなど多彩な組み合わせにも対応可能で良質な音を出してくれます。
バスレフ型や密閉型にも良いスピーカーはたくさんありますが、バックロードホーンも劣らず良いものと感じさせてくれます。