ポータブルナビの中には、リアカメラ接続用の映像入力を装備しているものがあります。
この入力を利用して、フロントとリアの2台のカメラを使用できるようにしてみます。
カメラ専用入力を利用
使用したポータブルナビはSEIWA(セイワ)の「PIXYDA」
セイワのナビは高い拡張性が特徴で、映像入力もカメラ入力とAV入力の2系統を装備しています。
各入力の切り替えは下記の通りです。
①AV入力はメニュー画面からAV入力にて切り替え(DVDプレーヤーなど)
②カメラ入力は映像信号を検知すると画面が自動で切り替え(リアカメラなど)
フロント・リアカメラを2台設置するには、①と②にそれぞれ接続するのが簡単ですが、①はメニューからの切り替えとなるため少々面倒です。
そこで②の自動入力を利用して、フロントはスイッチで切り替えられるようにします。
接続に必要なもの
接続に必要なものを揃えます。
専用ビデオコード
本体にカメラを接続するために必要で、SEIWA純正の「OP30・カメラケーブル」を用意しました。
端子形状は本体側が3.5mmミニプラグ、映像入力側がRCA(メス)となっています。
映像分配ケーブル
2台のカメラを接続するために使用。
本来は映像出力を2分配するのに使用しますが、今回は入力側として使用します。
メス側がカメラ接続で、オス側が本体接続です。
トグルスイッチ・スイッチパネル
フロントカメラの通電ON-OFFをコントロールするスイッチ
ACC電源の+側に割り込ませて、使用時のみ通電(起動)するようにします。
スイッチをインパネに固定するための化粧パネル
スイッチ単体をインパネに埋め込むことも可能ですが、こちらのほうが設置の自由度が高いです。
各カメラの配線
全体の配線イメージ。(接続方法は一例です)
フロントカメラはACC電源に接続して、チェンジレバー付近に取り付けたスイッチでON-OFFをコントロール。
必要な時のみ通電することで映像信号を送るようにします。(常時表示も可能ですが、バック時はOFFにする必要があります)
リアカメラはリバース信号に接続して、バック時に自動起動。
実際の作動状況です。
普段はナビゲーションをと表示しながら、スイッチでフロントカメラを起動。
バック時はリアカメラに自動で切り替わります。
まとめ
ポータブルナビは設置の容易さや低価格から根強い人気があります。
また、S660のようにDINサイズナビゲーションが装着できない車種にとってもポータブルナビは助かります。
カメラ入力など拡張性が考慮された機種を選択すれば、2DINモデルのように使いやすくすることもがきます。