ステップワゴンにcarrozzeriaのリアモニター「TVM-W910」とDVDプレーヤー「DVH-570」を取り付けました。
リアモニターはヘッドレストのシャフトに専用アームで、DVDプレーヤーはインパネアッパーボックス内に設置をしました。
DVDプレーヤーの設置
DVDプレーヤーをインパネアッパーボックス内に設置するには、そのままでは奥行きが全然足りません。
そこで、干渉部を切り落として奥行きを確保します。
奥のネジを外したら、テープを使って手前に引っ張ります。
ボックス奥のプラスチックをカットします。
この部分はニッパーやカッターだと難しいので、半田ごてを使って溶かしながら切断します。(臭いが出るので換気に十分注意しましょう)
取れたら切断部のバリをきれいにします。
アッパーボックスも1DINサイズにカットします。
奥にインパネのステーがあるため、これ以上は無理です。
ハーネスは常時電源・アクセサリー・アースのみを接続します。
音声出力は、SW/リア出力を使いました。(設定で出力をサブウーファーからリアにする必要があります)
今回は奥行きが限られるので、L型のオーディオコードを使用します。
通常の音声コードと比較すると、1/3の奥行きで済みます。
電源は運転席ヒューズボックスにある、電源取り出し用のカプラから延長するのが楽です。
注意としては…
・常時電源(黄色)を使用する際は、27番に7.5Aのヒューズを取り付けるのを忘れずに。
・オプションカプラはイグニッション(IG)電源なので、アイドリングストップ後の再始動でDVH-570が再起動してしまいます。アイドリングストップキャンセラーを装着しているなら問題ありませんが、そうでない場合はアクセサリーソケットに配線すると再機動しません。
関連記事:ステップワゴン(RK系)電源取り出し用オプションカプラの作成
アッパーボックス内まで電源とアースを延長してきます。
映像の配線をします。
DVH-570の映像出力は1系統ですが、今回はナビモニターとリアモニターの2画面で映すため、映像分配器を使用して出力数を増設します。
使用したのは、データシステムの1入力3出力映像分配器 「LTD002 」です。
DVH-570の映像出力と映像分配器の入力をつなぎます。
ピンプラグは振動で外れやすいのでテープで固定しておきます。
クッションテープで高さを調整して固定します。
これで本体の設置は完了です。
アームの取り付け
専用コードをシート(シートカバー)内側から通しておきます。
アームから「コの字型」の金具を取り外し、横からスライドさせて固定します。
上からアーム本体を被せてネジで固定します。
ステップワゴンのヘッドレストシャフトは13mmの穴で大丈夫でした。
ヘッドレストの高さ調整は隙間からできます。
モニターからDVDプレーヤーへの配線
モニター側の専用コードは下記の通りです。
・アナログ入力×2(映像入力1・2)
・音声入力×1(映像入力1のみ)
・アクセサリー電源
・パーキングブレーキ
・アース
モニターの設定で、「フロント」と「リア」を選択します。
フロントにすると、接続したパーキングブレーキセンサーで視聴制限がかかります。リアの場合、制限は掛かりませんが念のためアースしておきます。
モニターの映像入力1を映像分配器に接続します。
ナビの外部映像入力は映像分配器と同じメス端子でしたので、オス端子の中継プラグを使いました。
映像出力3は使用しないので絶縁しておきます。
ナビの外部音声入力を接続します。
モニター側の音声入力と映像入力2は使用しないので絶縁しておきます。
最後にモニターの電源をアクセサリーソケットに配線します。
余った配線を処理し、コンソールを戻して完成です。
早速起動してみると…ロゴがカッコいい。
ピアノブラックのべゼルもブラック内装にマッチしています。
まとめ
ミニバンには9インチ以上のサイズが良いですね。見ていて迫力があります。
映像はアナログ入力ですが、元がSD画質の割には意外とキレイでした。発色や画質の良さは十分です。
移動中に飽きることが無くなったので、取り付けて正解でした。目線も子供にはちょうど良い位置ですし、3列目からでも十分見えます。
あと、ウオークスルーも必要なので、アームを短くして助手席側にオフセットしました。
DVDプレーヤーはインパネアッパーボックスに突っ込みましたが、奥行きはギリギリで苦労しました。USBは低背タイプを使えば蓋に干渉しません。
L型のオーディオコードや中継プラグは近所には売っていなかったので、ネットで購入しました。こうした小物が安く直ぐに手に入るのは助かりますね。