車内の静粛性が向上すると、気になってくるのが風切り音。
そこで、エーモン静音計画の「風切り音防止モール」と「風切り音防止テープ」の2種類を組み合わせて取り付けてみました。
風切り音防止モール
フロントドアとリアドアの間にある隙間を埋めて、風の進入を防止するモールです。
取り付けも非常に簡単で、切断してリアドアのエッジにはめ込むだけです。

画像:amon.co.jp
純正でも同様の部品が標準装着されている車種もあります。

写真はフィット(GK型)
取り付け部分(車内側)はゴムですが、矢印のフロントドアを受ける部分(車外側)はスポンジのような軟らかい素材になっています。
そのため、ドアを傷めることなく隙間に合わせて変形してくれます。
取り付け前の状態。
この部分に取り付けます。
リアドアのエッジにはめ込んでいきます。
はめ込み部分の中には「返し」があるので、装着するとしっかりと固定されます。
切断部分がマカロニのようになるので、ドアエッジの途中から取り付けると少し目立つのが難点です。
多少なら曲がった部分でも大丈夫。
このように連続させると切断部分が目立たなくなります。
ドアを閉めた状態。
きれいに隙間が埋まっています。
風切り音防止テープ
ドアとボディの密着性を向上させて、風の進入を防止します。
ドアのウェザーストリップとボディとの隙間を埋める構造です。
1本あたりの長さは約4.3mで、ドア2枚分が入っています。

画像:amon.co.jp
かまぼこ形状となっています。
土台はゴムですが、緩衝部分(矢印)はスポンジのような軟らかい素材になっています。
裏面に両面テープが付いていますので、ドアのウェザーストリップが当たる部分に脱脂をして貼っていきます。
ドアヒンジ付近からスタートさせて、一周を連続して貼ります。
曲がっている部分も緩やかに貼っていけば大丈夫。
しなやかなので、形状に合わせて貼れます。
一周貼って30cmほど余りました。
普通車に合わせた長さなので、軽自動車では余裕でした。
まとめ
路面からのロードノイズが大きいと確認できないので、舗装状態の良い道路で確認してみると…効果はありました。
低速域よりも高速域の方が、より効果を感じられます。
ドア付近の風切り音が「ゴーッ」から「サーッ」と変化し、同時に音量も少し小さくなりました。
ただし、注意したいのは効果が局所的というところ。
ドア付近での風切り音は減少しますが、クルマ全体が受ける空気抵抗がありますので、劇的に小さくなるということはありません。
ですが、ドライバーの耳に近い部分の風切り音が低減されるのはありがたいです。
それと、予想外だったのが、取り付け前に出ていたドアのバタつき音が消えました。これはドアとボディの密着性が良くなったためだと思われます。
良い点
・施工が簡単
・複合使用が効果的
・風切り音防止テープは、ドアの密着性が高まりバタつきも軽減してくれる
注意したい点
・効果は局所的
・気密性が良くなるので半ドアになりやすい(閉める際は、手を添えて少し勢いを付けると大丈夫)
価格の割りに効果があるので良いと思います。