エンジンルームの静音化をやりましたので、今回は車内側(ダッシュボード奥)です。
エンジン周辺ということもありノイズ発生源に近いので、外と内の両方で静音化を実施して相乗効果を狙ってみます。
ダッシュボードの取り外し
ダッシュボードを取り外します。
※作業途中はスマートフォンなどを使い、写真を撮りながら作業すると復旧時に役立ちます。(えーっと…この部分のネジはどれだっけ?とかになるので。なお、写真は過去のものを一部流用しています。)
オーディオやエアバッグを取り外すので、最初にバッテリーのマイナス端子を外しておきます。
センターコンソール奥のクリップを左右取り外します。
センターコンソールを引き出します。
アクセサリーソケットのカプラを取り外します。
左右のネジを3ヶ所取り外します。
ステアリングコラム下のアンダーカバー、各種スイッチ用カプラとイルミを取り外します。
センターテーブルを引き出します。
オートエアコン用のセンサーとイルミを取り外します。
グローブボックス左右のネジを取り外します。
メーターパネルの右側(エアコンアウトレット側)を浮かせます。
左側(オーディオ側)を浮かせたら、先にオーディオパネルを取り外し、最後にメーターパネルを取り外します。
センターパネルを取り外します。
プッシュスタート/ストップスイッチとエアコンのカプラを取り外します。
ダッシュボードフレームのネジを3ヶ所取り外します。
同時にシフトレバーを取り外しておきます。詳細はこちら
助手席側のエアコンアウトレットを取り外します。
インテリアパネルを取り外します。
ネジを2ヶ所取り外します。
イルミとカップホルダーを取り外します。
運転席側のエアコンアウトレットを取り外します。
インテリアパネル上にあるネジを取り外します。
ECONスイッチ下のネジを取り外したら、イルミとカップホルダーを取り外します。
メーターを固定しているネジを3ヶ所取り外します。
メーター右側のカプラを取り外したら、ダッシュボードフレームのネジを2ヶ所取り外します。
Aピラー脇にある左右のネジを取り外します。
助手席のエアバッグモジュールを取り外します。
エアバッグは、ダッシュボードの左右とフレーム側の合計3ヶ所で固定されています。
グローブボックス側からみた写真。
○がフレーム側の固定ボルト部です。
ダッシュボード側はこのようにツメが前後で引っかかっています。エアバッグの黄色カプラは黒色の部分をスライドさせると、ロックが解除されて取り外せます。
ダッシュボード上にあるセンサーを取り外します。
ダッシュボードを手前に引き出しすと外れます。
ニードルフェルトでパネル全面が覆われています。
ただ、ニードルフェルトのみだと吸音効果が少ないので…
厚手の両面ブチルテープと遮音シートを用意。
ニードルフェルトをめくって、インナーパネルに貼っていきます。
本当は遮音シートを吸音材の上にするのが効果的だと思いますが、接着が難しいのでパネルに。
ダッシュボードにはシンサレートを貼っておきました。
まとめ
アイドリング~走行してみましたが、軽NAエンジン特有の中~高周波ノイズがグッと小さくなりました。壁を一枚挟んだような印象です。
アイドリング時の車内音を測定してみました。
全体では60~62dBほどです。低周波域はまだ高めですが、400Hz以上のノイズは40dB以下とかなり抑えられています。(体感的にはもう少し良いような感じもしますが)
ちなみに、レクサスや欧州車などの高級タイプは40dB前後だそうです…スゴイなぁ。
巡航時のエンジン音はほとんど気にならなくなりました。そうなると今度はロードノイズや風切り音が目立つように。
今後はこの辺をやってみようかと思っています。