ヘッドレスト用タブレットホルダーを取り付けましたが、タブレットを車載モニターとして使用するには長時間使用によるバッテリー充電や内蔵スピーカーでの迫力不足が課題となります。
そこで、アクセサリー電源とカーオーディオを使って改善をしました。
アクセサリー電源から常時給電
容量のあるタブレット内蔵バッテリーでも長時間使用となると不足するので、アクセサリー電源から常時給電するようにします。
インパネのアクセサリーソケットからシートに設置したタブレットホルダーまでは、おおよそ3mのUSBケーブルが必要になります。
ケーブルを選ぶ際は、2Aの充電に対応しているのと、端子に負荷が掛からないL字型コネクターを選びます。
USBケーブルとアクセサリー電源の接続には、エーモンの「USB電源ポート」を利用します。
このUSBポートは増設用に使用するものですが、今回はUSB端子の変換用として使用します。
特徴は2.1Aの高出力対応と、プラス(ギボシ端子)とマイナス(クワ型端子)が加工済みで取り付けが容易なところです。
音声入力
音声はカーオーディオにBluetooth機能が付いていれば無線で飛ばせるのですが、装着している純正カーナビ(VXM-145C)はその機能がありません。
代わりに外部入力機能があるので、これを利用します。

画像:www.honda.co.jp
接続には何れかの専用ケーブルが必要となります。
私は既にVTRコードを装着していましたが、音声だけならAUXコードでも大丈夫です。
長さは3mでタブレット側はL字型のステレオミニプラグにします。
タブレットを横向きに使用するので、USB・オーディオともにL字型にすると自然な状態で装着できます。
各配線をコルゲートチューブでまとめます。
車両への取り付け
準備したケーブルを(ステップワゴン:RK型)に配線します。
アクセサリーソケットにUSBポートを接続するのでロアコンソールを取り外します。
左右のクリップ(3ヶ所)を取り外します。

左側

右側
カップホルダー部のネジ(3ヶ所)を取り外します。
内、1ヶ所はカップホルダー奥にあります。
ロアコンソール全体を引き出します。
アクセサリーソケットのプラス(白色コード)を分岐させてUSBポートにつなぎ、マイナスは付近の金属部に固定します。
フロアカーペット下に配線するので、フロントシート前方のカバーを取り外します。
VTRコードとUSBポートを通します。
シート背面にあるファスナーを開けて中にケーブルを通して、ヘッドレストのシャフト部から先端を出します。
残りのケーブルはシートスライド量を考慮して、余裕を持たせた状態で固定します。
それぞれを接続する際は、外れないようにビニールテープなどで固定すると良いです。
完成した状態。
タブレットを装着しました。
USB・音声ともL字型コネクターを使用したので、配線が下向きになり突起が最小限に抑えられています。
タブレットホルダーはシャフト部に挟んで固定する構造なので、簡単に外すこともできます。
その際は、このようにすれば配線が目立ちません。
まとめ
お盆の長距離移動で使ってみたところ、車載モニターと同様で良好でした。
画面解像度が高いので映像が鮮明なのと、IPS液晶で視野角が大きいのはタブレットのメリットです。
カーオーディオを使って見る映画は中々の迫力で、子供たちも飽きることなく乗っていました。レンタル動画も豊富なので、事前にiTunesやGoogle playで3・4本ダウンロードしておけば楽ですね。
良い点
・所有のタブレットを使えば、ホルダーと配線の費用だけで設置可能
・動画レンタルなどを利用すればDVDなどのメディアは不要
・タブレットなので汎用性があり、取り外しも容易
注意したい点
・車載専用ではないので取り扱いには注意が必要(車内温度や盗難防止など)
・音声入力にはカーオーディオにAUXやBluetoothが必要
今回はホルダーと配線一式で約7,000円の出費でした。手持ちのタブレットを使えば安価にリアモニターとして使えるので便利です。
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