起伏のある道路を走行すると、ドアやテールゲート周辺から「キシキシ」と異音が出るようになりました。
普段は音楽を流しているので気付きませんでしたが、カーオディオをOFFにすると気になるので対策することに。
発生源を一発で特定できることもあれば、できなかったりとディーラー泣かせのビビリ音は故障と違って厄介なものです。
発生源の特定と対策
ビビリ音の発生要因はいろいろですが、主に走行時に部品や内装品などが振動・共鳴して発生します。
耳を澄ませば大よその位置は分かるのですが、ピンポイントで探し当てるのは難しいこともあります。
また、複数個所で発生している可能性もあるので、チェックと勘で発生源と思われる部分を少しずつ対策していくしかありません。
【ドア】
ドアから出ている音は、何かが擦れているような音。
最初は内張りかと思い外そうとしましたが、ふとドア付近を見てみるとドアストッパーが当たる部分の塗装が剥げていました。
接触しているゴムが振動で擦れて、異音が出ている可能性があります。
ドアストッパーはゴム製なので、寒さで硬くなるのも影響しているかもしれません。
この部分は最初からシールが貼られているクルマもあるくらいですから、音が出やすい部分なのでしょう。
適当なテープを貼って代用しようかと思いましたが、専用品で「きしみ音低減テープ ドア・リアハッチ用」があるのでこちらを使用することに。
12枚入りで大きさもちょうど良いです。
脱脂して貼り付け。
剥離紙を剥がすと…
シールだけ残ります。
表面はツルツルというよりかは「サラサラ」した感触で、摩擦を減らして異音を押さえる仕組みです。
(ただ、下地が出るほど擦れるということは、ドアストライカーの調整も必要かもしれません)
リアドアも同様に。
結局、4枚ともこんな状態で塗装が剥がれていました。
テールゲート部も同様に擦れていましたので貼りました。
【テールゲート】
リアドア以外にも、テールゲート部からも異音が出ています。
バラして音の出ていそうな部分をチェック。
配線や固定しているクリップの遊びが大きく、触るとカタカタと音が出ます。
クリップのガタが大きかったので、隙間を埋めるためポリウレタンシールを使います。
クルマ専用品もありますが、割高なのでホームセンターにある「すき間テープ」で代用。
一袋100円以下のものから、幅広でも300円前後で購入できる安さです。
スポンジ状なので弾力性があり、隙間を埋めるのにはちょうど良いです。
適当な大きさに切り、クリップの「ツバ」部分に貼って隙間を無くします。
クリップが密着してガタが無くなりました。
こちらのカプラ部分もガタついていました。
カプラにテープを巻き、配線の緩みを結束バンドで固定します。
コードが鉄板に干渉している部分にも。
施工後です。ガタつきや緩みは改善しました。
一応、内張りにも外周とクリップ穴にスポンジテープを貼って密着性を高めました。
効果の確認
施工後に走ってみると…ドアからの異音はかなり小さくなりました。テープの効果はあったように感じます。
しかし、別の音が出ていて完全には消えていませんでした。ドア内張りやパネルへの追加作業が必要なようです。
一方、テールゲートの異音は改善しました。
ある程度の効果は確認できましたが、まだ不完全な部分があるため再対策が必要です。