車高の低いS660は後続車のヘッドライト光が眩しいのが悩みです。
ルームミラーモニターを装着していますが、これを自動防眩機能付きに変更しました。
日産純正(Gentex製)を流用
多くのメーカーに純正採用されている「Gentex:ジェンテックス」製の自動防眩ミラー。
モニター内蔵モデルとして、日産デイズルークスに設定されている純正品(中古)を流用します。
流通量が多いため、ヤフオクで4,000円前後と格安で購入可能なのが助かります。
ミラー単体よりもカプラー付きを購入する方が、配線加工時の手間が軽減できます。
Gentex品番「GNTX-957」がモニター内蔵自動防眩ミラーです。
配線付きでカプラーカバーとアームクリップが一緒に付属しているものがおすすめ。
配線加工
カプラーを外します(カバー付きの場合はカプラーに固定されていますので、一緒に取り外します)
カプラーは12極ですが、付属していない場合は同型で「住友電装025型NH/メス12極」を使用します。
12極カプラーのピンアサインは下記の通りです。
上段左から
①アクセサリー電源
②リバース信号
③なし
④アース
⑤映像プラス
⑥映像マイナス
※下段⑦~⑫は使用しません。
各コードをはんだ接続で延長していきます。
映像コードに巻いてあるシールドは撤去。
ビデオ用ピンプラグコードを加工します。
中央がプラスで外周がマイナス。
接続部の絶縁と結束には熱収縮チューブを使用します。
チューブを通す順序は、最初に結束用(8φ)次に各コード絶縁用(4φ)で、最後にはんだで固定します。
チューブの文字がフロントガラス側に向かないようにします。
先端にギボシ端子を取り付けて完成。
フロントガラスへの取り付け
標準装着ミラーが「Murakami7225・7227」であればポン付け可能です。
トルクスネジで固定されています。
使用する部品一式。
純正ミラーを取り外します。
カバーはツメで固定されていますので、左右に開きながら外します。
下側のロックを解除してミラーを上にスライドさせると取り外せます。
新しいミラーをはめ込み、付属のトルクスネジで固定します。
コードはルーフライニングの隙間に入れて、Aピラーを通して各端子に接続します。
モニター表示のトリガー信号がリバースとなっていますが、映像表示中は自動防眩機能がOFFとなります。
まとめ
市販のルームミラーモニターを装着していましたが、Gentex製は画面が明るく高精細です。
自動防眩機能も非常に快適で、センサーが後続車のヘッドライト光を感知すると、ミラー表面がグリーンに変化して眩しさを軽減してくれます。
(中央のボタンを長押しすると自動防眩機能をOFFにすることもできます)
映像入力は1系統ですが、データシステムのカメラセレクターやマルチカメラスイッチャーなを使用すれば複数カメラ接続も可能です。(常時表示すると自動防眩が非機能となりますが)