S660 10,000km走行後の再レビュー

S660の走行距離が10,000kmになりました。

納車直後には見えなかったところが色々と見えてきましたので、改めてレビューしてみます。

デザイン

フロントはフェンダーまで回り込んだシャープなヘッドライトが、ロー&ワイドを感じさせます。

外装にメッキを使用していないので、全体的に落ち着いた雰囲気があります。

軽自動車離れしたスタイリング。

ミッドシップ・レイアウトならではの、低いボンネットとボリュームのあるリア。

大人しいフロントとは対照的な”攻め”のリアデザイン。

逆三角形のテールライトやセンター出しマフラーはインパクトがあります。

デザインの弊害で見た目以上に悪い後方視界。

左右のガラスはシートでほとんどが隠れてしまうため、実質的に中央部分しか見えません。

純正のリアカメラでは視野角が狭いので、死角をカバーする広角カメラやミラーが必須です。

振り向いて見えるのは、たったこれだけ

インテリア

不思議なもので試乗時は強烈に狭いと感じた車内も、毎日乗っていると狭さを感じなくなります。(身長175cmですが、この位が快適に乗れる限界)

純正シートはポジションが少し高いため信号機の高さが見難いですが、アフターパーツで20mm下げるとちょうど良い目線になります。

内装(β)購入当時

低い着座位置とドライバーにオフセットされたインテリアは、スポーツカーらしさを十分に満喫できます。

内装(β)購入当時

メーターはスピードがデジタルでタコがアナログのコンビネーションタイプ。

見易さは申し分ありませんが、個人的にはビートのような「アナログ+垂直0指針」が、よりスポーツカーらしさを感じます。

画像:honda.co.jp

残念なのはDIN規格が採用されていない部分。

オーディオやナビの選択肢は純正かポータブルに限定されてしまいます。

助手席のアッパーパッドに2DINを内蔵する改造などもありますが、標準でDIN規格は組み込んでもらいたかったですね。

その他内装の細かいところ…

カーボン調のシボがデザインされたドアライニングやメーターフードは雰囲気を高めてくれます。

ドアガラスが短いためか、パワーウインドにはAUTO機能がありません。

腕をひねらないと取れないコンソールのカップホルダー。

しかも高い位置にあるため、運転中・停車中ともに使いにくいです。

コンソールの真ん中で丸見えのスクリュー。

カバーくらいは敷いて欲しいところです。

実用性

1シーターとして考えれば助手席が荷物置き場になるので、一応最低限の実用性は確保できます。

最初は購入をスルーしたコンソールサイドボックスですが、収納の少なさから追加購入しました。

この程度の容量でもS660にとっては役立つアイテムです。

ロールトップは左右を専用金具で固定して張りますが、中央に支柱が入るので見た目よりも強固です。

市街地~高速道路でバタつくことはありませんが風切り音は大きめで、特にトンネル内では盛大に聞こえます。

幌付きのクルマに乗るのはS660が初めてですが、ロールトップは雨もりもなく、かなりの積雪にも耐えてくれます。

20cmほどの積雪

普通のクルマでは味わえないオープン走行。

快晴でのドライブは最高です。

走行性能

【エンジン】

ベースは初代N-BOXに搭載され、その後のNシリーズにも採用されたF07Aターボ。

S660には必要にして十分な「使いきれる」性能です。

ターボラグが少なく2600回転で最大トルクを発生させるので、ストップ&ゴーの多い市街地では非常に扱いやすいですが、上り坂では軽自動車の限界を露呈します。

ゴロっとしたエンジン音はスポーティさに欠けますが、ブローオフバルブ音を強調することで雰囲気を出している印象です。

【燃費】

排気量が小さいので、走行シーン全般的に燃費は良いです。

特に渋滞の少ない郊外であれば20~22km/Lは走ってくれます。

【シフトワーク】

6MTはシフトストロークが短く、気持ち良いシフトワークが楽しめます。

6速は高速巡航用なので、普段は5速で事足ります。

クラッチはあまり重くないので渋滞も苦になりません。

フロントにエンジンが無いので足元は見た目よりも奥行きがあり、ヒール・トゥがしやすいペダルレイアウトです。

【足回り】

「痛快ハンドリングマシン」の名の通り先回性能は非常に高いです。

重心の低さ、ハイグリップタイヤと相まってコーナリングの安定感は抜群。

峠のドライブなんは普通に走っているだけで楽しいです。

【雪上走行】

雪国ですので冬季は積雪(10~15cm程度)があります。

雪道のトラクション性能は4WD>FF>MR>FRと言われていますが、S660はABS・VSA・AHA(アジャイルハンドルアシスト)と電子制御が充実しているお陰で、性能の確かなスタッドレスタイヤを履いてゆっくり走れば挙動を乱すことはありませんでした。(VSAはかなり作動していましたが)

ただ、坂道での停止→発進はFFよりも空転しやすい傾向で、アクセルワークには気を使います。

スタッドレスタイヤ装着時

まとめ

S660を選ぶメリットは、ミッドシップ+6MTの本格スポーツカーを軽自動車(の維持費)で乗れること…これに尽きます。

積めない・乗れない・狭い…などのデメリットを許容できないと愛せないスパルタンなヤツです。

運転はとにかく楽しいので、往復50kmの通勤も苦になりません。

発売から時間が経って、アフターパーツも充実してきましたので弄る楽しさもあります。

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