ホンダ「FR-V」と「UR-V」

ホンダのSUV車名には「CR‐V」、「HR-V」、「ZR-V」、「WR-V」がありますが、他にも「FR-V」と「UR-V」という車名があります。

 

3×2ミニバン・FR-V

2004年～2009年に国内販売されていた「エディックス」の欧州仕様が「FR-V」です。

 

こちらは日本仕様「エディックス」

 

SUVではなくミニバンですが、車名の「**‐V」のVは、ヴィークル（Vehicle）から来ているのでSUV限定というわけでは無いです。

 

エディックスの特徴は「3×2：スリー・バイ・ツー」コンセプトのシートにあります。

前後で3名ずつ合計6名が乗車可能なシートを採用。

さらにセンターシートが左右よりも後方にスライドすることで隣との窮屈さを解消しています。

 

FR-Vの内装はエディックスと同じですがインパネを見てみると…

 

日本仕様には無いMTがあります。

 

内外装は日本仕様とほぼ同じですが、エンジンは日本仕様がガソリンエンジンのみに対して、欧州仕様ではディーゼルエンジンも設定されていました。

MTは6速ですが当時のシビック・TYPE-R（EP3型）がインパネシフトMTでしたので、これを流用していたと思われます。

 

中国上級SUV・UR-V

「UR-V」は中国の東風本田汽車有限公司（とうふうほんだきしゃゆうげんこうし）が製造・販売している大型SUVです。※本田技研工業と東風汽車の合弁会社

 

ボディサイズは全長4.85m×全幅1.95m×全高1.67mと非常に大型で、北米の「パイロット」や「パスポート」に近いサイズです。

 

最上級SUVに相応しい質感。

 

さらにUR-Vの姉妹車として広汽本田汽車有限公司（こうきほんだきしゃゆうげんこうし）の「アヴァンシア」もあります。※本田技研工業と広汽集団の合弁会社

日本のアヴァンシアとは全く異なりますね。