スズキの軽クロスオーバーSUV「ハスラー」
乗用車(ワゴンR)をベースとしたクロスオーバーSUVのハスラーは、同社のジムニーよりもファッショナブルで気軽に乗れるのが支持され、発売直後から大ブレイクをしました。
そんなハスラーがトミカにラインナップされています。
スズキ・ハスラー
ハスラーの前身は1998年の軽自動車規格改定に伴い登場したクロスオーバーSUVの「Kei」
大径タイヤを採用してリフトアップされたKeiは最低地上高185mmを確保。
積雪地域などでは生活四駆としても重宝されていました。
Keiが生産終了後となると、後継車を望む声が多く出たためハスラーが開発されたそうです。
トミカでは、パッションオレンジ×ホワイトの2トーン仕様。(初回限定仕様はフェニックスレッドパール×ブラック)
実車はカラーバリエーションが多く、ポップな色も似合います。
ハスラーの個性的なデザインが上手に再現されています。
トミカ・ハスラーを改造
デザインは優れているのですが、気になるのはトレッドが狭くタイヤが奥に入ってしまっているところ。
アンバランス感があるのでトレッドを広げてみます。
トミカのタイヤは両輪がシャフトから抜けない構造なので、他車のトレッドの広いタイヤに交換。
トレッドを広くすると、シャシーとタイヤの間に隙間ができてしまい、車体の重みでタイヤが「ハの字」に開いてしまいます。
そこで、スペーサーを作り隙間に入れることでタイヤが開くのを抑制します。
厚さ0.5mmのプラ板に直径約0.9mmの穴を開けます。
四角に切ったら角を落とし、シャフトにはめ込むための溝を入ます。(脱落防止のため、穴径よりも狭い幅で)
ブラックに塗って目立たなくしたら、シャフトにはめ込みます。
細部を筆塗りして完成。
スキッドプレートとフロントグリルのメッキ部分を塗装。
ヘッドライトはデカールを作成して輪郭を強調しています。
スタイルはタイヤのトレッドを広げた効果で安定感が出ました。
リアはテールライトとハイマウントストップランプをデカール作成して追加。
また、表面のみの塗装だったバンパーやルーフ、リアガラスは内側も塗って修正をしています。
ルーフと同色のスチールホイールを装着するタイプに仕上げてみました。
ハスラーは個性的な内装なので、インパネ周辺を再現してみました。
ナビゲーションはデカールで。
シートはパイピングを表現。
オレンジの発色を良くするため、ホワイトで下地を塗っています。
個性的なデザインのハスラーは、カー・オブ・ザ・イヤーやグッドデザイン賞など多くを受賞しています。
しかし、デザインだけでなく軽自動車としての高い実用性も兼ね備えていることが、多く支持を集めている理由なのでしょう。