300円という低価格ながら、性能の良さに定評のあるダイソー「USBミニスピーカー」
これをベースにポータブル化&音質アップの自作改造をしてみました。
カッコよく、音質アップ
スピーカーはダイソーとセリアで購入しました。
セリアのスピーカーはマグネットを取りパッシブラジエーター用として試作してみましたが、性能がイマイチでしたので使用せずバスレフポートにしました。
エンクロージャーはセリアの「バックルボックス」
カーキ・ベージュ・ホワイトの3色展開ですが、このカーキが中々良くミリタリー風にします。
約1リットルの容積は2.5インチスピーカーにちょうど良いです。
低音を強化するためのバスレフポートは、ホームセンターで購入した塩ビパイプのカット品で代用。
スピーカーを裏側から固定するための直径50mmの穴を開けます。
コンパスカッターで目印となる50mmの円をけがきます。
けがいた円の内側にドリルで穴を開けていきます。
スピーカー穴を仕上げますが、材質がPP(ポリプロピレン)なので粘っこく、プラスチックのようにヤスリではキレイに仕上がりません。
そこで、カッターを鉋(かんな)がけの要領で、刃を垂直に当てて削っていきます。
本体底面もバスレフポートとボリュームの穴を開けておきます。
スピーカーはボルトを使わずに裏側から固定しますので、PPでも接着可能なものを使います。
BOSE・101MMGスピーカー風
ミリタリー風のカーキ色に合わせて、配線もコルゲートチューブを使い無骨感を出してみました。
底面中央にバスレフポート、右下にアンプのボリュームスイッチを配置。
置いてみると、ちょうど良い角度に。
BOSEの名機「101MM」のゴーグルモデルっぽいデザインです。

画像:bose.co.jp
フタと本体の隙間はスポンジテープを使い、吸音材にはフェルトを貼りました。
アンプ・スピーカー・バスレフポートの固定は、接着剤+ホットボンドです。
まとめ
YOUTUBEの低音チェック動画では80Hzまで普通に鳴ります。中高音域は元々明瞭でしたので、低音域が強化されて全体的なバランスが良くなりました。
アンプは流用していますで、モバイルバッテリーを組み合わせれば、ポータブルとしても使えます。
今回の材料費としては650円でした。
(スピーカー:300円、バックルボックス、スポンジテープ、フェルト各:100円、塩ビパイプ:50円)
今回は試作的に作ってみましたが、同じPCスピーカーとしては「ロジクール・Z120」よりも良い音質に感じます。