コレクションから、日産・スカイライン(R32)のカタログ(1989年発行・前期モデル)をご紹介します。
※記載内容は本カタログが基になっています。
8代目となるR32・スカイラインは1989年5月に発売。
ハードトップの低く流麗なデザインと卓越した走行性能を兼ね備えていました。
キャッチコピーは「超感覚スカイライン」
エクステリア
1990年代に流行したハードトップ(HT)デザイン。
4ドアセダンでありながら2ドアクーペのような美しいスタイルが特徴です。
「4ドア スポーツ セダン」に相応しいスタイリッシュなリアデザイン。
R32・スカイラインはGT-Rの影響もあり、2ドアクーペのイメージが強いです。
RB20DET搭載の「GTS-t Type M」
インテリア
インテリアはコックピット感を強調したスポーティなデザイン。
特徴はメーターフード左右に設置されたワイパー&ライトのスイッチで、ステアリングコラムはウインカーレバーのみです。
セダンの室内
クーペの室内
車速70㎞を超えるとスライドダウンして作動、車速50㎞で自動格納される「GTオートスポイラー」をオプション設定。
メカニズム
搭載されるエンジンは直6・RB20DETを頂点として4種類。
RB20DET(215PS)
RB20DE(155PS)
RB20E(125PS)
CA18i(91PS)
最廉価モデルには直4・1800㏄が搭載されていました。
足回りは全タイプに4輪マルチリンクサスペンションを採用し、タイプ別に4輪操舵システムのSUPER HICAS(スーパーハイキャス)が設定されていました。
ABSの名称は当時の日産では4WAS(4輪アンチスキッドブレーキシステム)と呼ばれていました。
4WDシステムは電子制御の「ATTESA E-TS(アテーサ・イーティーエス)」
通常は後輪ベースで駆動し、走行条件に応じて前輪にトルクを配分するトルクスプリット式です。
ラインナップ
【4ドアセダン】
RB20DET搭載のトップグレード「GTS-t Type M」・「GTS-t」
RB20DE搭載のミドルグレード「GTS Type S」・「GTS」
RB20E搭載のベースモデル「GTE」、CA18i搭載の最廉価モデル「GXi」
【2ドアクーペ】
RB20DET搭載のトップグレード「GTS-t Type M」・「GTS-t」
RB20DE搭載のベースモデル「GTS Type S」・「GTS」
4WDはセダン・クーペともに「GTS-4」のみ
主要諸元表
主要装備一覧