パナソニックのCDラジカセ「RX-ED57」
2005年に購入したものですが、メンテナンスを兼ねて久しぶりに使ってみることにしました。
1990年代のバブル期に高音質・高性能化したCDラジカセは後に「バブルラジカセ=バブカセ」と呼ばれています。
パナソニックでは操作パネルがポップアップする「コブラトップ」が一世を風靡しました。
この「RX-ED57」は「ポータブルステレオCDシステム」と表示されていますが、バブカセの流れを含むパナソニック最後の高音質CDラジカセです。
CDラジカセ内部メンテナンス
一見キレイに見えましたが、内部は積年の汚れが溜まっていたので取り除いていきます。
カセットデッキの使用頻度は少ないですが、メカニカル部分が多く経年劣化は避けられません。
キャプスタン軸の錆び落とし、ゴムベルト・ピンチローラーの交換、ヘッドクリーニングとメカニカル部のグリスアップとかなり手間が掛かりました。
メーカー修理は終了していますが、部品がネットで購入できたので何とかメンテナンスができました。(ピンチローラーは高いです…)
大型マグネット仕様のスピーカーは8cmのフルレンジ。
隣にあるのはバスレフポートです。
CDプレーヤーはピックアップレンズのクリーニングとメカニカル部のグリスアップ。
テクニクスの1Bit・DAC「MASH」を使っています。
操作パネルスイッチが削れていたので、手持ちのカーペイント(シルバー)で塗装しました。
CDラジカセでいろいろ聞いてみる
一通りのメンテナスが終わったので各メディアを聞いてみました。
スタイルはCDラジカセですが音質はコンポ並みの高音質です。
実家にあったカセットテープをいろいろ再生。
メカニカルな動作や時代を感じる音が懐かしいです。
背面に外部入力(AUX)端子があるのでスマートフォンも接続可能です。
長い3.5mmオーディオケーブルが無かったのでAmazonブランド品を購入。
スマートフォンを接続すれば、YouTubeやAmazon Musicを高音質で聞くことができます。
有線接続だけでなく、汎用のBluetoothアダプターを使えばワイヤレス再生も可能です。

画像:logicool.co.jp
まとめ
ラジカセ自体は現在も生産されていますが、高性能モデルとしては東芝のAurexくらいでしょうか。
現在の音楽環境からすればカセットテープは不便なメディアですが、当時はホームオーディオやカーオーディオで当たり前のように使っていたのが懐かしいです。
音楽メディアは大きく変化していますが、外部入力端子を備えたCDラジカセが現在でも使えるのは、接続規格は昔から変化していないということですね。