映画「ルパン三世 カリオストロの城」に登場するルパンの愛車・「フィアット500」
劇中のデザインを取り入れた名車がドリーム・トミカで再現されています。
フィアット500「NUOVA」とは
ルパンの愛車として有名なのは、1957年~1977年の20年間生産された2代目フィアット500(NUOVA:ヌォーヴァ)です。
映画仕様はスーパーチャージャー付エンジンで、ルパンと次元が乗り込み序盤ではカーチェイスを繰り広げていますね。
移動時、ルーフに積まれていた大きな荷物も再現されています。
ナンバープレートの「R-33」も前後に。
スーパーチャージャー付エンジンは一体形成ですが、ダンパー部分も一体となっているためパッカー車みたいで違和感が…。
トミカ・フィアット500を改造
再現度は高いのですが、細部が気になるので改造しました。
キャンバスストップがクリアパーツで塞がれているので開口させます。
先ずは樹脂の固定部分を切り落として分解。
ボディをガイドにしてクリアパーツにけがき線を入れます。
ヒビ割れしやすいため、ピンバイスで穴を開けてからカットすると良いです。
けがき線より小さく切り取るのがポイント。
傷が付かないように養生してから棒ヤスリなどで整えます。
エンジン部分は左右の余分を切り落とし。
エンジンフードの塗装部分はそのまま使うので養生しておきます。
デザインナイフで少しずつ切り落として…
移動中では荷物を積んでいますが、カーチェイス時は次元が乗り込んだ後に荷物をリアシートに入れています。
そこで、キャンバストップをパテで作成しました。
ボディに穴が開いているので着脱は容易。
後は細かい部分を塗装して完成。
細部を塗装することで、より実車に近くになります。
エンジンは左右の余分をデザインナイフでカットして塗装。
ダンパーは手元にあった、0.9mmのステンレスワイヤーで再現しました。
マフラーはセンターをピンバイスで穴あけ。
見え難いですが、エンジンフード裏もボディ同色に塗装しています。
シートはレッド、内装はグレーで塗装。
荷物は余分をカットしてリアシートに置いています。
インパネ中央のホワイト塗装は一応、山盛りの吸殻をイメージしてみました。
車高はギリギリまで落としています。
通常のトミカのように板バネのサスペンション機構が無いので、内装パーツの車軸とフェンダー裏を削って落とします。
「ルパン三世 カリオストロの城」は1979年公開と古いですが、色褪せないストーリーや緻密な作画は37年前とは思えないもので、今見ても十分に楽しめます。
まさに名作と呼ぶに相応しい作品。
ルパンの愛車は数あれど、劇中に登場するフィアットはベンツと並んで似合うクルマですね。