白物家電でありながらプラモデル用のドライブースとしての用途がほとんどという…異色の家電、山善(YAMAZEN)の「食器乾燥機」
モデラ―方々の評判も良いことから、乾燥時間短縮で導入をしてみました。
自然対流式の食器乾燥機
大きさは、幅410mm×奥行き405mm×高さ345mmと大きめです。
付属品は箸立てですが、細くて小さいのでドライブース用途では使えません。
フード上部には排熱用のスリットがあります。(ほんのり温かい程度)
前方が大きく開くので投入しやすいです。
ドライブース用途では皿立て用の突起が邪魔になります。
ニッパーで切り取るか、上に何か敷くと良いです。
この食器乾燥機がドライブース用途に最適なのは、乾燥方式に「自然対流式」を採用している点です。
40~45℃と高温になりすぎないのと、温風が出ないので模型が中で倒れずホコリも付きません。
連続運転の他にタイマーは120分まで設定可能です。
ドライブースとして使ってみる
突起で不安定になるため、園芸用のネットを敷きました。
100円ショップのものは巻かれていないのでクセが付いておらず、大きさもちょうど良いです。
網を使うことで熱がシッカリと対流するようにします。
カーモデルやガンプラ(MG級)も余裕で入ります。
大きさ比較で1/24スケールモデルを置いてみましたが十分な容積です。
内寸高さは約210mmなので、塗装用のクリップ式持ち手も立てておけます。
乾燥中の温度は実測で約40~45℃です。(外気温による)
模型には最適ですが、本来の食器乾燥機としては少し温度が低いです。
作動中は無音に近いので、夜間使用も問題ありません。
(湿度は最終的に12%程度まで下がりました)
まとめ
評価通り塗装派には非常に便利なものでした。
天候に左右されず安定して乾燥ができるので、作業効率が格段に良くなります。
エアブラシ塗装のような塗膜の薄いものであれば乾燥が早く、ホコリの付着も回避できます。
また、筆塗りでも初期乾燥として役立ちます。
ドライブースとして売っても良いと思えるほどのものです。