コレクションから、トヨタ・スープラ(A70型)のカタログ(1986年発行・前期モデル)をご紹介します。
※記載内容は本カタログが基になっています。
TOYOTA 2000GTを受け継ぐ想いを込めてネーミングされた「TOYOTA 3000GT SUPRA(スープラ)」
先代のA60型セリカXXの北米仕様名であった「セリカ・スープラ」が、A70型ではトヨタのフラッグシップ・スポーツカーとして独立車名になりました。
エクステリア
ショートホイールベース&ワイドトレッドのスポーツカー然としたデザイン。
低いボンネットとリトラクタブル・ヘッドライトのフラッシュサーフェス(面一化)により空気抵抗を低減。
大きなグラスエリアを備えるリヤハッチ。
GT(グランドツーリング)カーとしての卓越した走行性能。
フラッシュ・サーフェスの徹底追及により、CD値は当時として高水準の0.32を達成。
インテリア
初期はワインレッド基調のインテリア。
中央のスポーツシートは圧倒的な存在があります。
デジタルメーターは当時の先進技術を象徴する装備で、美しいイルミネーションがドライブを盛り上げてくれます。
アナログメーター仕様はスポーティな6連タイプ。
当時の主流はラジオ・カセットプレーヤーでしたが、最先端のメディアであるCDプレーヤーもオプション設定されていました。
メカニズム
搭載されるエンジンは直列6気筒の7M系と1G系の2タイプ。
フラッグシップの7M-GTEUエンジンは見開き説明があります。
エンジンバリエーションは4タイプ。
3000㏄ターボ、2000㏄ツインターボ、2000㏄ツインカム、2000㏄シングルカム。
サスペンションはダブルウィッシュボーン式を採用。
組み合わせられるTEMS・ESC(現在のABS)などの電子制御技術は、1980年代以降大きく進化しました。
ラインナップ
メイングレードは2モデルで「3.0 GT ターボ」と「2.0 GT ツインターボ」
NAエンジン仕様は3タイプで「G」と「S」は装備違いの廉価モデル。
主要装備一覧
主要諸元表