外装に使われている樹脂パーツ部品は無塗装のため紫外線に弱く、経年劣化で白くなってきてしまいます。
部品に交換をすれば早いのですが、大きな樹脂部品は無塗装でも価格は意外と高めです。
新品交換したところで結局劣化はするので、既存のものをつや消しブラックで塗装します。
塗装に必要なもの
■ミッチャクロン
塗料の密着性を高めてくれます。
ミッチャクロンは非常に高性能でメッキパーツにも使えるほど。
これは4年前にエムブレムをミッチャクロンを下地に使って塗ったものですが、全く剥がれてきません。
普通に洗車もしていますが耐久性は抜群です。
■塗料(つや消しブラック)
カーペイントでも大丈夫ですが、アサヒペンの「高耐久ラッカースプレー」も耐久性が高くおすすめ。
スタッドレスのスチールホイールに塗った状態。
カーペイントよりも「マット感」が良く美しく仕上がります。
こちらもミッチャクロンを下地にしており、2シーズン経過しても剥がれてきません。
■脱脂剤
塗装前の油分を除去するためにシリコンオフ等の脱脂剤を使います。
下地処理~塗装
バンパーから取り外して洗浄をします。
複雑な形状部分は汚れが落ち難いので、歯ブラシや爪楊枝など使い丁寧に取り除きます。
表面を脱脂したら塗料の密着性を高めるためミッチャクロンを塗ります。
(ミッチャクロンは厚く塗りすぎないように注意)
※ミッチャクロンの乾燥時間は(気温 20℃・湿度 60%の環境下での目安)で、上塗りが溶剤系の場合20~30分です。
ラッカースプレーはつや消しなので乾燥も早く塗りやすいです。
(厚塗りせず3~4回に分けて一方方向に塗るのがコツ)
こちらも乾燥時間は夏季で20~30分程度と早く当日中に部品を戻せます。
塗装後
日焼けしたパーツが黒くなりフロントフェイスが引き締まりました。
樹脂パーツの塗装はヘッドライトの黄ばみと合わせて外装のリフレッシュになるので、経年劣化の印象が改善されます。