過去に純正サイドステップを穴あけ無しで取り付けしましたが、標準装備と同じく車体に穴をあけて取り付ける手順です。
クリップを加工して位置決め
後付けで厄介なのがクリップの位置決め。
オプションと違い純正サイドステップは交換前提であることから型紙は無く、現品での位置決めが必要となります。
車体に穴を開けることから正確な位置決めが求められるので、固定用のクリップを加工して使用します。
ディーラーでパーツリストをいただきクリップの品番を確認。
ライフ・ディーバ(JC1)では13番と14番がサイドシル側面固定用のクリップです。(15番はフェンダー側・12番は下側なのでサイドステップ取り付け後でOK)
片側で7個使用する「91513-S7A-000」
車体側のツメをカットして位置決め用に使用します。
純正は175円/個と高いので、類似品番の「91513-SM4-000」をマツヤマ機工さんで購入。
純正同等品質ながら1/3の価格とリーズナブルでまとめ購入も可能です。
ツメをカットします。
このクリップは片側に突起があります。
サイドステップは横にスライドさせて固定するので、この部分が相手のくぼみに嵌る仕組みです。
位置決めでの仮接着では粘着力が弱く車体側に付かずに外れてしまうので、突起を1/3程度まで削って引っかかりを弱めておきます。
クリップの突起はこのくぼみに嵌ります。
サイドシルへの穴あけ・固定
サイドステップを養生テープ等で仮固定してマスキングテープで目印を付けておきます。
位置決め用のクリップに固定用の両面テープを貼ります。
スポンジと同じ高さの1.2mmの両面テープを使用。
中央はドリルが貫通するので貼らないようにします。
目印に合わせてサイドステップを装着。
クリップの位置を圧着した後、取り外すとクリップが車体側に残ります。
サイドステップに取り付けたクリップを転写することで位置決めが正確にできます。
クリップの中央に合わせてドリルで穴を開けていきます。
クリップを貫通させると、このように車体側に目印が付きます。
後方の一か所は別クリップなので、スポンジに両面テープを貼って位置決め。
メインのクリップは11.5mmの穴なので、3mm→6mm→9mm→11mmと順番開けて、ヤスリで微調整・バリ取りをします。
穴が大きすぎるとクリップのツメが内側から固定できないので慎重に。
穴には錆止めとしてタッチアップ塗っておきます。
クリップを嵌め込みます。
サイドステップを取り付けて完成です。
まとめ
穴あけでのサイドステップ固定は位置決めが重要となり、クリップをどのように固定するか…事前に検討・準備しておく必要があります。
高難度DIYですが標準と同様の固定方法なので、車体とサイドステップとの隙間が出ないのがメリットです。
※車体への穴あけ時は安全に十分注意してください。