トミカ改造の続編です。
①では塗装のみでしたが、今回は派生車種を作るのでボディ形状の変更や全塗装で仕上げてみます。
塗料をはがす
ボディの改造と全塗装をするため、塗料はがし剤を使います。
まんべんなく塗って30分ほど放置すると…
このようにはがれてきます。
一回で全てをはがすのは難しいので、何度か繰り返してモールドのような細い部分は針を使って取り除きます。
ボディを改造
N-BOXはノーマルモデル以外にも「N-BOXカスタム」や「N-BOX SLASH」があります。
今回は、N-BOX SLASHを作成してみます。
N-BOXカスタムへの改造はこちら
ボディの改造にはパテやプラ板を使い分けていきます。
タミヤ・エポキシパテは形状を出すのに、タミヤ・パテ(ラッカータイプ)は細かい傷の補修に使います。
エポキシパテやプラ板の接着には瞬間接着剤を使用しますが、液体タイプよりもゼリー状のほうが乾燥時間が若干長いので使いやすいです。
プラ板は厚さ1.2mm、0.5mm、0.3mmがセットになったものがコスト的におすすめです。
N-BOX SLASHの特徴である、チョップドルーフを作成するためルーフを切り落とします。
適当な道具が無かったので、棒やすりでピラーをゴリゴリ…と削りました。
ルーフは厚みの異なるプラ板を何層かに重ねて接着。
バックドアも上部を削り落としておきます。
パテと耐水紙やすりで形を整えます。
他にはCピラーのパテ埋め、バックドアのライセンスガーニッシュの延長をしました。
塗装する
ボディの改造が終わったら塗装をします。
塗装のくいつきを良くするため、下地にサーフェーサーを吹きます。
ボディが金属なのでプライマータイプのものを使用。
ボディカラーはホワイト×イエローの2トーンで、イメージはこんな感じです。
ラッカー系塗料で全体を塗っていきます。
発色を良くするため、全体にホワイトを塗装。
ルーフ・他の部分はホワイトを使いますのでマスキングしておきます。
イエローを塗って…
最後にブラックと3回に分けました。
仕上げにトップコートを吹いておきます。
クリアパーツは傷が付かないように養生して大きさを整えます。
デカール作成
消えてしまったリアのエムブレムを「デカールシール」を使って作成します。
デザイン方法はいろいろとありますが、Windows標準のペイントを使っても可能です。
プリンターの反転機能を使い印刷します。
所有のプリンタでは、Tシャツ用転写機能で反転させました。
縮小も30%程度かけます。
出来あがったデカールを貼ります。
下地が濃い色だとデカールが栄えないので、貼る部分は予め塗装をしておきませんでした。
本体に貼り、水を含ませたティッシュペーパーなどで台紙に染み込ませると、台紙がスッと取れてデカールが転写されます。
トミカ版 N-BOX SLASH
完成したのがこちら。
リアスタイル
サイド
内装も合せて塗ってみました。
ホイールを「Dream TOMICA No.146 ルパン3世・フィアット500 」に変えました。
こちらの方が似合いますね。
これでN-BOXシリーズは3タイプが揃いました。
ご紹介した改造方法は一例ですが、ラインナップされないオリジナルを作ってみるのも楽しいですよ。