【DIYの基本】ギボシ端子の使い方

電装品の取り付けに便利なギボシ端子。

カプラー接続よりも手軽に使えるギボシ端子の使い方をまとめました。

ギボシ端子とは

ギボシ端子にはオス側とメス側があります。

「ギボシ」とはオス側の形状が「擬宝珠」(橋や神社の階段などにある装飾品)に似ていることに由来します。

透明なものは「スリーブ」と呼ばれ、端子の絶縁と保護のために取り付けます。

使い方は、配線コードの先端にオス側とメス側をそれぞれ「カシメ」て接続します。

カシメとは端子を変形させて固定する方法で、はんだ付けよりも簡単に固定ができます。

こうしたカシメで固定する端子は、ギボシ端子の他にも平型(ファストン)端子や丸型端子など多くの種類があります。

はんだよりも簡単に取り付けられて着脱もできるので、配線作業が必要となる電装品の取り付けに適しています。

ギボシ端子の付け方

ギボシ端子を加工するには専用の「電工ペンチ」を使用します。

電工ペンチを使って配線コードのカット・被覆剥き・カシメを全て行うことができます。

配線コードの被覆剥いて中の銅線を露出させます。

ギボシ端子には太さが0.5~2.0sq(スケア)の配線コードを使用します。0.2sqは細すぎて外れてしまう恐れがあるので、ギボシ端子には適していません。

※「sq:スケア」とは配線コードの導体断面積のことで、面積(平方ミリメートル)を表す意味のスクエア(square)から来ています。

電工ペンチのワイヤーストリッパー部で配線ケーブルを挟み、引っ張ると被覆が剥けます。

カシメの前にスリーブを先に入れておきます。(カシメ後はスリーブが入りません)

端子の中央部で銅線部をカシメて、後部で被覆部をカシメます。

被覆部を挟んで仮カシメします。

この状態で端子が配線コードに仮固定されます。

次に銅線部をカシメます。

銅線が端子に接触することで確実に通電されます。

最後に被覆部を本カシメします。

配線コードに確実に端子が食込むことで抜けにくくなります。

上が仮カシメの状態で下が本カシメの状態。

仮かしめ

本かしめ

オス側も同様にカシメます。

オス側の凹にメス側の突起が合わさるまで確実に差し込み、最後にスリーブを被せます。

これで完成です。

使用時のルール

ギボシ端子やファストン端子のオス側はスリーブが短く端子が露出しています。

そのため、通電している状態で車体の金属部に接触するとショートしてしまいます。

オス側がスリーブが短く、端子が剥き出しとなる

ショートを防ぐため、電源側には大きなスリーブで端子全体が絶縁されているメス側を使います。

プラス(赤色や黄色コード)は、車両の電源(バッテリーやヒューズボックス)から出ている方にメス側を使用

マイナス(-:黒色コード)は、電装品側から出ている方にメス側を使用

オーディオハーネスの電源やヒューズ電源を見てみると、メス側が取り付けてあるのは、上記の理由からです。

まとめ

ギボシ端子は電装品の取り付けに便利な端子ですが、安全のため電工ペンチで確実に取り付けます。

注意点は下記の通りです。

・配線コードは太さが0.5~2.0sqのものを使用する

・端子中央のツメで銅線部を確実にカシメる

・電源側にはメス端子を使用する(プラスは車両側・マイナスは電装品側)

・確実に差し込んでからスリーブを被せる

端子は日本製のものが精度やカシメのし易さで優れています。

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