普及が著しいドライブレコーダーは昨今の交通状況では必須のものとなりつつあります。
純正よりもアフターメーカー品が主流なので、DIYでの基本的な取り付け方法についてまとめました。
ドライブレコーダー配線の基礎知識
ドライブレコーダーの配線はシンプルで、アクセサリー電源(+)とアース(-)に配線することで作動します。(駐車監視機能付きの場合はバッテリー(常時)電源に接続する場合もあります)
同梱の配線は下記の2パターンがあります。
①車載用電源ケーブル
クルマのアクセサリー電源に直接配線するため、ヒューズボックスやアクセサリーソケット裏から電源を取ります。
配線処理の分だけ手間は掛かりますが、電源供給が安定するのと電源回りの配線を隠せるのがメリットです。
②アクセサリーソケット用ケーブル
クルマのアクセサリーソケット(シガーソケット)に差し込むだけなので電源配線は簡単ですが、ソケット周辺に配線が見えてしまうことやアクセサリーソケットが常時塞がれてしまいます。(これはアクセサリーソケットを増設すれば回避できます)
また、アクセサリーソケット接続は振動や接触で、通電が途切れる場合もあるので注意が必要です。
アクセサリーソケット用ケーブルでも、専用アダプターを使用すれば車載用電源ケーブルと同様に接続することができます。
ドライブレコーダーの取り付け
ドライブレコーダーは広角レンズを採用しているため、運転支援システム装着車などはカメラやレーダーが映り込まない位置で、フロントガラス上部から約20%の範囲に取り付けます。
位置決めをしたら、フロントガラスの汚れを落としてブラケットを貼り付けます。
電源を配線します。
ルーフライニングの隙間にコードを入れていきます。
運転支援システム装着車はカバーに沿って配線します。
ルーフからAピラーにかけて配線します。
Aピラーの取り外しが難しければ、モールを外して隙間にコードを入れます。
電源コードを接続します。
【車載用電源】
車載用電源であればヒューズボックスから電源を取る方法が楽です。
ヒューズ電源はヒューズに接続用コードが付いているので、流れる電気をもらうことができます。
クルマの取扱説明書でアクセサリーソケット用のヒューズ位置を調べたら、極性を調べて接続します。
【アクセサリーソケット用電源】
アクセサリーソケットの場合は、そのまま差すだけです。
アクセサリーソケット用電源を車載用電源に接続する場合は、専用のアダプターを使用します。
アダプターは外れないようにテープで固定するか、ロック機構付きを使用します。
ロック機構付きの電源ソケットもあります。
電源を接続したらブラケットにドライブレコーダー本体を取り付け、通電して動作確認や角度調整をします。
運転支援システム非装着車への取り付け
運転支援システム装着車への取り付け
まとめ
ドライブレコーダーは常時録画をするものなので、通電が安定することが第一です。
特にアクセサリーソケットに取り付ける場合は、緩みで通電していなかった…とならないように確実に固定することが重要です。
カーメイトからはアクセサリーソケット専用のヒューズ電源ソケットが販売されています。
これなら必要なものが一通り揃うので便利です。