コレクションから、スズキ・カルタス(セダン)のカタログ(1989年発行・前期モデル)をご紹介します。
※記載内容は本カタログが基になっています。
カルタス・ハッチバックのフルモデルチェンジから1年後の1989年にセダンが発売されました。
サブネームは「エスティーム」
エクステリア
エスティームはハッチバックのリアを365㎜延長していますが、それでも全長は4075㎜とコンパクトなセダンに仕上がっています。
ハッチバック同様にリアデザインが特徴のエスティーム。
大型のリアコンビネーションランプを採用することで、ボリュームのあるリアデザインになっています。
インテリア
ハッチバックと共通の実用性重視デザインで、木目調パネルやメッキなどの加飾は一切ありません。
セダン専用の大型シートを採用。
質感は価格相応ですが、余計な加飾が無い分落ち着いた印象です。
上位モデルであれば、基本的な装備は一通り装備されています。
見た目よりも容量の大きいトランク。
さらに、トランクスルー機構や分割可倒式を採用しているので長尺物も積載可能です。
メカニズム
エンジンは1300㏄と1600㏄の2種類。
特に1600㏄は860kg(AT車)の軽量ボディと相まって、軽快な動力性能を有していました。
G13B型・1300㏄ 73PS
G16A型・1600㏄ 100PS
ラインナップ
初期は2WD(FF)のみの設定でしたが、マイナーチェンジで4WDが追加されています。
エスティームのトップモデル「1600 XG」
エントリーモデル「1600 XE」
「XG」の廉価仕様ですが、エアコン・パワーウインドーがレス仕様(オプション扱い)や無塗装バンパーなど、装備が大幅に省略されています。
1300㏄は「1600 XG」に相当する「1300 XS」と「1600 XE」に相当する「1300 XL」を設定。
オプションの一部。
大型のエアロパーツも存在していたようです。
諸元表・主要装備一覧