コレクションから、ホンダ・インスパイア(UA1/2/3型)のカタログ(1996年発行・前期モデル)をご紹介します。
※記載内容は本カタログが基になっています。
2代目のインスパイアは初代の直列5気筒エンジン・ハードトップボディを踏襲し、1995年にフルモデルチェンジ。
姉妹車は「ビガー」から「セイバー」に車名が変更されています。
エクステリア
全長と全幅は初代のワイドボディとほぼ同じですが、全高は1375mmから1405mmと30mmアップさせて居住性を改善しています。
直線基調であった先代から丸みを帯びたデザインになりましたが、ワイド&ローのスタイルは踏襲しています。
フルモデルチェンジから半年後に追加されたフラッグシップモデル「32V」
レジェンドと同じV6・3200㏄エンジンを搭載し、エクステリアも専用品が装着されています。
インテリア
水平基調のデザインは初代と共通ですが、インパネとセンターコンソールを分離することでインパネが宙に浮いたようにデザインされています。
高級感を演出するための木目パネルも面積が多くなっています。
ATはスポーティなゲート式を採用。
自発光式メーターは32V専用装備です。
トランクも十分な容量を確保。
メカニズム
エンジンは初代と同じ2500cc「G25A」と2000㏄「G20A」を、3200㏄は「C32A」を搭載。
直列5気筒の量産エンジンはG型の2種類でしたが、S2000のプロトタイプである「SSM(Sport Study Model)」には、G20AをベースにDOHC・VTEC化されたものが搭載されていました。※市販車では直4に変更
4輪ダブルウィッシュボーンの足回りで高い操縦安定を実現。
エアバッグは32Vのみ標準装備で他はオプション。
ABSやトラクションコントロールもオプション設定となっていました。
ラインナップ
主力モデルの2500㏄は、ベースの「25G」、ラグジュアリー仕様の「25XG」、スポーティ仕様の「25S」と3タイプを設定。
2000㏄モデルは「20G」のみ。
32Vはフラッグシップに相応しい、自発光式メーター・天童木工製パネル・専用グリル・専用アルミホイールなどを装備。
カラーバリエーション・シート表皮/カラー
主要諸元・装備一覧