コレクションから、ホンダ・オデッセイ(RA3・4型)のカタログ(1998年発行・後期モデル)をご紹介します。
※記載内容は本カタログが基になっています。
1994年「クリエイティブ・ムーバー(生活創造車)」として発売された初代オデッセイ。
当時はRV車(レクリエーショナル・ビークル:Recreational Vehicle)の人気が拡大基調であり、ミニバンをラインナップに持たないホンダは開発が必要不可欠でした。
開発に際しては投資を最小限で行うため、狭山工場の乗用車ラインに収まるアコードがベースとなっています。
オデッセイ開発秘話:Hondaホームページ「語り継ぎたいこと」
オデッセイが発売されると、従来のワンボックス・ミニバンには無いスタイリッシュなデザインや低床・走りの良さが評価されて人気となりホンダ基幹モデルにまで成長しました。
エクステリア
全高を抑えたオデッセイのデザインは今見ても非常にスタイリッシュです。
後期モデルではフロントグリル・バンパーのデザインが変更されました。
後部座席までグラスエリアが広がる「サンシャインルーフ」も設定。
インテリア
ウォークスルーを実現するためにコラムシフトATを採用したインテリア。
6人乗りのキャプテンシート仕様と7人乗りのベンチシート仕様を設定。
シートアレンジではオデッセイの特徴である3列目の床下収納機能が初代から採用されています。
3列目の床下収納化に伴いスペアタイヤは室内に設置されていました。
後期モデルでは装備も充実。
メーカーオプションのナビゲーションではインターナビのサービスが開始されています。
メカニズム
初期モデルでは2200㏄エンジン(F22B)でしたが、非力感解消から1997年のマイナーチェンジで2300㏄エンジン(F23A)に換装されています。
ホンダらしく足回りは4輪ダブルウィッシュボーン式を採用。
ラインナップ
後期モデルでは従来の「Lタイプ」「Mタイプ」「Sタイプ」に加えて、Mタイプをベースとした「エアロスピリット」と「ファインスピリット」の2タイプを追加。
ベースモデルには外装カラード化とエアロパーツをセットにした「Sキット」をメーカーオプション設定。
主要装備一覧
主要諸元表