コレクションから、スズキ・エスクード(TA01/TD01型)のカタログ(1991年発行・中期モデル)をご紹介します。
※記載内容は本カタログが基になっています。
1988年に発売されたエスクードは本格的な4WDシステムを搭載しながら、都市用途に重点を置いた「都市型オフロード車:ライトクロカン」の先駆けとして発売。
当時はこのようなコンセプトのクルマが無かったこともあり大ヒットモデルになりました。
発売当初は3ドアハードトップ(乗用/バン)・コンバーチブルの3タイプでしたが、後に遊牧民を意味する5ドアの「ノマド」を追加。
ファミリーユースとしての利便性が大きく向上しました。
エクステリア
エスクードは「クロスカントリー4WD=無骨さ」を排し、欧州車のようなスタイリッシュなデザインを採用。
パーソナル向けの3ドア・ハードトップ。
従来のコンバーチブルに加えてレジントップも設定。
レジントップはハードトップとコンバーチブルの両方の特徴を併せ持ったモデル。
幌よりも密閉性や耐久性が高く、取り外しが可能なのでオープンにもできます。
ファミリーユースに最適なロングボディの5ドア「ノマド」
3ドアに対して全長を415mm延長。
5名乗車でも十分なラゲッジスペースを確保しています。
インテリア
セダンのようなインテリアデザインを採用。
豪華さは無いですが、操作系は機能的にレイアウトされています。
豊富なオプションパーツ。
メカニズム
エンジンは1600㏄のみの設定ですが動力性能向上のため、1990年のマイナーチェンジで下記の改良がされています。
・SOHC8バルブ → SOHC16バルブ
・3AT → O/D付4AT
さらに1994年以降は、1600㏄・2000㏄(V6ガソリン・ディーゼル)・V6 2500㏄とエンジンバリエーションも大幅に増えています。
4WDは副変速(高速・低速)を備えた本格的なメカニズムを採用。
サスペンションは乗り心地とオフロード性能を両立させた足回りです。
ボディはジムニーと同じ「ラダーフレーム」を採用。
ラインナップ
ハードトップ・コンバーチブル
レジントップ・ノマド
主要装備一覧
主要諸元